冒険録25 妖精さんの初陣だぞ!
想定外のアクシデントはあったものの、俺達は無事に
するとそこで……
――ガンッ ガガンッ ガゴン!
「……何の音だ?」
「気味が悪いわねぇ……進む?」
「ん。
「そうね。カレンさんは、基本的に危険な魔物は居ないって言ってたし……気を付けながらそっと様子を見てみましょ」
夕と
それで周りに注意を払い
「
「ふふ、
二㎞も離れた河原に居たヤツが進路上にジャストで現れたとなると、俺達を追ってきた可能性が高い。……ストーカーかな?
「ひいぃぃ! 何で森にこんなヤベー化けもんがいるんだよ!? 聞いてないんだけどぉ!?」
――ガンガンガン ゴン!
「っちょま! こんなん僕にはムリだってば!」
どうやらその剣士は骸骨と戦闘中のようで、二m近い長身から連続で振り下ろされる骨を必死に盾で受けているが、その
「パパ! 苦戦してるみたい、助けてあげよ?」
「だな。――そこの剣士さん! 助けは要りますか!?」
素人が余計な手出しをして状況が悪化したらマズイので、念のため確認しておく。
「っえ、うそっ、こんな森に人!? あんたは神かっ!? お礼に何でもしますから、どうか助けてください!!!」
相当に危機的
「ルナいくぞ! 夕、時計!」
「むふー! がいこつやっつけるのー! ぱぱのかたきなのー!」
「
「なにっ――後だ。【
大急ぎで速度増加魔法を
「ぐぁっ! しまっ――」
そこで
「――手を
「んっ!」
「間に合えぇ!」「頑張れぇっ!」
俺と夕が
「【ふぇありーばれっとぉぉー!!!】」
ドップラー効果で普段より低いルナの声が届いた時には、青い流星は骸骨の右手を
「っし!」「やったぁ!」
ひとまず骸骨の無力化に成功し、ホッと胸を撫で下ろす。今のは本当に危なかったところで……後で夕と
【120/120(+10)】
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