冒険録08 野生の骸骨が襲いかかってきた!
声をかけた旅人は、まさかの
――冷静になれ、大地! ここで取り乱したら、三人ともやられてしまうぞ! 一番戦える俺が、夕達を守らねば!
骸骨の
「(夕、襲いかかって来たら、
「(ごめんね、あたしが弱いばっかりに……)」
「(気にすんなって。
「(うん)」「(はいなの)」
ルナも幼いながらに状況を察したのか、
襲われる前に少しでも情報を得ようと、
少しずつ
そして骸骨が完全に
ギギ カシャ カシャ カッ カッ カカカカカカ!
ついに
「――走れ!」
「っ!」
俺は骸骨に向かって左手へ、夕達は来た道へと走り出す。
「こっちだぁぁぁ!!!」
骸骨が夕の方を追わないように、大声でこちらに引き寄せる。先ほどは声で振り向いたことから、恐らく
すると想定通り俺の声に反応したようで、骸骨は向きを変えてこちらへと向かって来る。俺はそれを確認すると同時に、一目散に
俺はただ
ただ……カシャカシャと音を立てて背後から迫ってくるのが、めっちゃ恐怖を
そうして冒険開始早々に
「っ!?」
地面から浮いた樹木の根に
慌てて体勢を整えようとするが……すでに目の前には、真っ赤な眼光に殺意を
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