第2話
カチャッカチャッ
「何か良いアイデアないかなぁ」
俺は自分の部屋でダンベルを持ち上げながら考える。
まず、いじめを強制的に止めさせられるほど
俺には人望も力も無い。
悲しいが。
次は教師だが俺のような中の中位の成績で
友達も少ない陰キャの言葉と成績優秀で
教師からの信頼も厚い立花とでは、発する言葉の信頼性は雲泥の差だろう。
下手をすると俺が次の標的に…なんて事にもなりかねない。それは避けたい、だって楽しい青春送りたいし俺も。
そうなるとだ…どうすれば…
ん?
俺はベッドにある少年紙に目が行った。
そう言えばジャ◯プでは、主人公といじめっ子が友達になってイジメが無くなる事が多いような…
そうだ!ナ◯トだってヒ◯アカだって
最初はイジメられてたけど、友達になって友情が芽生えればイジメなんて無くなったじゃないか !
これだ!これしかない!
俺が女王と友達になってイジメなんて無くせば良いんじゃないか!?
考えれば考える程妙案に思えてきた!
なんだ、簡単じゃないか!
これで俺の学校生活が青春に染まるはずだ。
明日が楽しみだ。
「よっしゃーやるぞおおおお」
「こうちゃん。ちょっとうるさいわよー」
「あ、ごめんなさい」
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