【セリフ小説】落ちた世界は異世界で

第5話 オーラ

第5話『オーラ』

テンマ「ヒョウカ！！」

デルタキング「うへぇお前誰だ？」

ヒョウカ「テンマ！ごめん捕まっちゃって」

テンマ「お前がデルタキング…その手を離せ！」

デルタキングは人型で肩から巨大な腕が生え右に鎌、左に手がある怪物だった

デルタキング「へへぇいやだねぇ」

テンマ「なら！力ずくで！」

テンマは剣を振りかざした

デルタキング「へっへぇ」

テンマは吹き飛ばされた

テンマ「ぐわぁぁぁ」ドッシャーン

ヒョウカ「テンマ！」

テンマ「ぐはっ」

デルタキング「しっかしこの小娘本当に戻って来やがった。あえて逃がして正解だったぜぇ！くへへ」

テンマ「あえて逃がした？どういう事だ！」

デルタキング「俺はなデルタスパイダーを使ってさらった人間の魔力を吸い取る事で自分の力を上げることが出来る。そしてこいつは村で1番魔力が高かった。

つまり！！復讐心に駆られ魔力を大量に増幅させた所を吸い取るために逃がしたんだよぉへっへぇ」

ヒョウカ「外道！」

デルタキング「なんとでもいえよぉ

さぁて小娘！俺の野望の贄となれぇ」

鎌を振り下ろす

テンマ「やめろぉぉぉ」

？？？「炎魔法：イグニショット」

ピュン

炎が飛んでデルタキングに当たった

デルタキング「ぐぁぁぁあぢぃぃぃ」

テンマ「あなたは！グレンさん！」

グレン「遅れてすまない」

ヒョウカ「国の兵士がなんで今更」

グレン「お前がヒョウカ・ノーツだな」

ヒョウカ「はい…」

グレン「我が国の不始末誠に申し訳なかった！」

ヒョウカ「…ふん」

デルタキング「貴様ぁぁよくもぉぉ！」

グレン「テンマ！アイツは炎が弱点だ」

テンマ「じゃあグレンさんが居れば！」

グレン「あぁ勝てる！」

デルタキング「甘く見るなよぉ」

デルタキングは謎の薬を飲んだ

ヒョウカ「あんた何飲んだの？」

デルタキング「ぐっ、へへぇ最高の気分だ！今の俺は負ける気がしねぇぇ」

謎の観測者「さぁて高みの見物と行こうかなぁ」

グレン「テンマ！俺が魔力をためる時間を稼いでくれ」

テンマ「分かりました！」

ヒョウカ「いい加減離しなさいよ！」

デルタキング「だめだぁお前は俺の贄なんだ」

テンマ「その手を離せぇぇぇ！！」

テンマが剣でデルタキングを切りつけた

デルタキング「効かねぇよぉ！」

テンマ「ぐぁぁぁ」

デルタキング「弱すぎんだろぉへっへー！」

テンマ「くっそ！」

グレン「テンマ離れておれ」

「炎魔法：グレンバースト！」

テンマ「でかい炎の衝撃波！これなら」

デルタキング「ぐぁぁぁ」

「なぁんてなぁ！」

グレン「なに！効いてないのか」

ヒョウカ「まさかあんたさっきの薬」

デルタキング「その通り！今の俺に弱点はない！」

グレン「弱点魔法をカバーする薬だったのか」

デルタキング「お前らはどの道死ぬんだ！くへへ」

テンマ「うわぁぁぁ！」

グレン「テンマ！！」

テンマがデルタキングに剣を突き立てた

テンマ「どうだ！」

デルタキング「ただの剣が俺の硬さに敵う訳ないだろぉおらっ！」

テンマ「ぐわぁぁぁ」ドッシャーン

横の壁を貫通して飛ばされた

デルタキング「くへへぇ！」

ノーム「おぬし」

テンマ「ノームさん！」

ノーム「やはりおぬしにも敵わんか。」

ヒョウカ「テンマ…もういいわ

巻き込んだ私が悪いの」

「ねぇ、デルタキング…私を殺す代わりに

この人達を逃がして欲しい」

デルタキング「いいだろう！」

テンマ「何でそんなこと言うんだよ！」

ヒョウカ「私には何も残ってない！もういいの…」

テンマ「うぉぉぉ！」

デルタキング「はぁ逃してやるっていってんのによぉぉ！」

テンマが吹き飛ばされる

テンマ「ぐぁぁうぅ」

ヒョウカ「もうやめて！迷惑よ！」

テンマ「違う！…何も残って…ないわけない

まだ君には僕が…居る…僕が仲間だ！！

だから最後まで守らせてよ…」

ヒョウカ「うぅ…」

ノーム「おぬしの覚悟しかと見せてもらったテンマよこの球体に触れてみよ」

テンマ「え？」

テンマは球体に触れた

ドクンドクン

テンマ「なんだこの溢れる力は」

ヒョウカ「テンマから光が」

テンマ「ぐぉぉぉぉ！あぁ！」

テンマがデルタキングに殴り掛かる

デルタキング「そんな攻撃俺の体に効くわけ…なっなにぃ！ぐわぁぁぁ」

デルタキングを吹っ飛ばした

テンマ「ふぅふぅ」

ヒョウカがデルタキングから離れた

グレン「なんだこのパワーは」

ノーム「あやつの力の名はオーラ

無属性魔法じゃそしてオーラは何も持たないがわしの力をあやつに授ける事であやつは今土属性の力を持っておる」

グレン「なんと！無属性魔法など聞いたことがない…そんな力があるのか…」

デルタキング「くっそぉぉ殺してやるぅぅ」

フッ、テンマは攻撃を避けた

デルタキング「避けただと？」

テンマがデルタキングを殴る

デルタキング「ぐはぁぐふぅくっそ」

デルタキングの体が溶け始めた。

「奴の薬の副作用かぁ」

テンマ「デルタキング…お前は3つミスを犯した。」

「1つ、グレンさんの侵入を許したこと」

「2つ、命を削る薬に頼ったこと」

デルタキング「うるせぇ！！死ねぇぇぇ」

デルタキングが飛びかかる

「3つ、僕の仲間を傷つけた事だ」

「土魔法：オーバーグラウンド！！」

グレン「無数の土の塊が奴に飛んでいく」

デルタキング「ぐは、ぐはぁぐへぇ、ぐわぁぁぁ」

デルタキングが空中から落ちた

デルタキング「ま…だだ」

テンマ「一発…殴らせろ！」

「土魔法：サンドフィスト！！」

ヒョウカ「土を拳に纏った！」

デルタキング「ぐはぁぁぁ」フシュー

デルタキングは消えていった

謎の観測者「せっかく薬を与えてやったのに恩知らずだな。データは取れた。はぁ帰るか…」謎の男は消えた

テンマ「ふぅふぅ」

グレン「テンマ！良くやった！」

テンマ「ヒョウカ。君は僕の仲間だ」

ヒョウカ「うんっ」

ノーム「よくやったのおぬしの勝ちじゃよ」

テンマ「はい！」

ノーム「皆の者外に出るぞ！」

《イシガタ洞窟入口》

グレン「我が軍よ村人の救助良くやってくれた！お疲れ様だ！」

炎軍兵士「うぉぉ！」

シャルー村の住人「ヒョウカ！」

ヒョウカ「みんな？みんなぁぁぁ！」

テンマ「はぁ良かった」

ノーム「テンマよ」

テンマ「ノームさん」

ノーム「おぬしはこれから土魔法をいつでも発動できる。オーラが属性を覚えたからの」

テンマ「なるほど」

ノーム「頑張るのじゃ

わしはいつでもおぬしを見ておる」

テンマ「はいっ！」

グレン「テンマ！」

テンマ「グレンさん」

グレン「我が国の王がお待ちだすぐに王宮に来て欲しい。」

テンマ「分かりましたでもシャルー村に寄ってからでいいですか？」

グレン「分かったぞ！」

《シャルー村》

シャルー村の住人1「おい、そこ直せ！」

シャルー村の住人2「それ運んでー」

テンマ「ヒョウカ！シャルー村の人達が帰ってきて良かったな！」

ヒョウカ「うん…」

テンマ「ヒョウカ？」

ヒョウカ「私決めた。みんなー！集まって！」

シャルー村の住人達「どうしたぁ！」

ヒョウカ「私冒険者になる！」

テンマ「え！」

ヒョウカ「冒険者になって私達みたいに魔物に苦しんでる人達を1人でも多く救いたいの。

どうかな？」

シャルー村の住人「いいと思う！」

シャルー村の住人「頑張れよ！」

シャルー村の住人「いつでも帰ってこい！」

ヒョウカ「うんっ！」

「そういうわけだからテンマ！

あなたと一緒に冒険させて！仲間として」

テンマ「もちろん！」

ヒョウカ「じゃあみんな！行ってくる」

シャルー村の住人「行ってらっしゃい」

シャルー村の住人「気をつけてな！」

ヒョウカ「うん！」

新たに仲間を加えテンマ達の冒険は続く