本当の気持ち
伊万里は
目的地の牛鬼淵はあまりにも遠いため、途中でホテルで休む事にした。
「
伊万里が頭を下げると
「いや、伊万里ちゃんまだ鬼塚さんが見つかってないよ」
一瞬沈黙があったが、
「そうだ!さっき買った赤福食べる?」
「あ、はい!楽しみにしてたんですよ!私、赤福食べるの初めてなんです!」
2人は赤福を食べながら
「鬼塚さん、大丈夫ですかねー」
「子供じゃないから大丈夫だよ!鬼塚さん、話聞く限りなんとかやっていそうな人…じゃなかった!妖怪だし」
「確かに」
伊万里はクスクス笑った。
「よかった〜。伊万里ちゃん笑った」
「え?私だって笑いますよ〜」
「そうじゃなくて飛行機に乗ってる時から緊張してたからさ」
「あ…それは男性と2人きりで遠出したの初めてだから…」
伊万里は顔を赤くして話すと
「だ、だよね。俺と出かけるの都内がほとんどだからね」
「は、はい」
「話を戻すと早く見つかるといいね!鬼塚さん」
「はい…」
一方の伊万里は、
「伊万里ちゃん、突然なんだけど」
「ごめんなさい。
「あ、いいよ。お先に」
「私…
伊万里の顔は更に真っ赤になった。
「言われちゃった…。参ったなー。俺も伊万里ちゃんが好きだ!」
2人はお互いの気持ちを言うと
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