第4話「戦艦で練習」
暗かった
ちなみに今、私達が乗っている
軍用の物は窓が小さく景色が見えにくいわ、
「乗り
黒っぽい戦艦に観光宇宙船がスーッと近づいていく。
戦艦の表面で多くの穴が開いたり閉じたりしだしたぞ。何かの生き物みたいでゾクゾクする
「
あはは、自分で言っちゃてるよ。先生にも苦手な物があるのが分かって親近感がどっと
すいーっと横に移動して、長方形の穴の前で止まる。
「この
力場帯は
物資の
なるほど、そこが
また戦艦の表面を移動していると今しがた確かに見えたぞ。
「あれ、先生!ちょっと
「はい何かありましたか?」
もう先生、酔い止めを
「戦艦の表面に先生の
「ああ、三ツ
するりっと回り込んで模様がよく見える位置に船をつけると、黒い装甲面に大きな白い円が三つ輝いている。
「先生、模様の下に何か書いてありますね。読めませんが」
見慣れないが、文字か記号のように思える。
「あれは『
なんで先生はハーイのところで顔の前に手をかざすのだろう?可愛いからいいんだけどーなどとポカンとしていたら。
「司令からこうする様に指示を受けているのですが、やはり変でしょうか・・・」
また悪の司令の差し金だったのか。
「いえいえ全然!えーとですね、そうだ!そうそう
少々むりやり話題を変えたが、いい思いつきじゃないかな。
模様を離れてビューンと進む。これで戦艦の
「
戦闘中に交換している
粒子砲が壊れる前に敵に勝つには、やっぱり数で上回る必要があるだろう。私には、それ
「外回りの解説は以上です。では連絡艇を戦艦に
観光船が戦艦の横に並んで止まると、何かが組み合うような音がカシャンと
あれ?出入り口が小さいな、乗り込んだ時の半分くらいの大きさしかないぞ。
「この狭い通路で
そう話すと先生は手を通路について、すいーっと行ってしまう。
私の場合どうなったか説明すると、勢いを付けて通路に突撃した結果あちこち衝突し、手で何とかしようとしたら回転が
「ヘルメツトなしでも大丈夫だったでしょ。でも
「すいませんでした」
「はい、よろしい。この通路は一方通行にします。連絡艇に戻る時はあちらの通路を使ってね。それと、あそこの扉がトイレです。適度に休憩を取りながら練習しなさい」
「がんばりまーす」
私も通路に何回か手をつきながら壁にぶつからずに通り抜けられる位になり、私達が遊泳に満足した頃に集合の声がかる。
「皆さん宇宙での体の使い方に慣れましたね。少し休息してから艦内の説明をして回りましょう」
ふいー。宇宙ってもっと楽に運動できるものだと思ってたけど、けっこう疲れた感じがするな。まだ慣れてないから
「皆さんが
地上で運動した様な疲労感があるのは、その為です」
なるほどねー。見た目以上に宇宙服って高機能なんだ。引っ付いたり、あと先生の
私達は休憩を終えて戦艦の中を見学している。今いる区画の通路は、壁を走る
「どこにでも便利な移動装置が配置されているとは限りません。この艦には装置の無い通路の方が多いですからね」
ですよねー。
「この機関部は本艦に使われている
楽した上に何だか知らないが貴重な経験にもなっていたとは、
厳重な
「これが主機関の
先生それは見ただけでは何も
この経験が将来の
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