読んでいる時点では冬なのに
夏の抜けるような青空が見えた気がしました。
確かな文章力に脱帽です。
カミサマと言う割に、やけに人間ぽいカミサマ。
そんなカミサマをぞんざいに扱う「私」。
なんとも面白いコンビのやりとりが
とても良かったです。
せつなさがありつつ、何かを予感させるラストは
心に響くものがありました。
良い作品を読ませていただき感謝です。
作者からの返信
月井 忠さま。
本作は夏のイメージと寄り添いながら書き上げた気分がありますので、そんなイメージを共有して下さり、作者冥利に尽きます(。uωu)♪
人間くささのあるカミサマと「私」のやり取りは作者も好きなので、そう言って頂きとても嬉しいです。
こちらこそ、読了&応援、素敵なコメント、本当にありがとうございます♪
カミサマ……駄菓子屋……。以前、そのような題材の詩を拝読させていただいて、イメージが強く印象に残っていました(∩ˊᵕˋ∩)・*
≫カミサマは網戸を閉めても入ってくるぐらいうじゃうじゃいる。
この文章のインパクトがすごかったです……! カミサマがうじゃうじゃ!
読み進めていくうちに、たぶんカミサマは私が思っていたような「神様」ではないのだと感じました。
大きな力を持つわけでもなく、普通に生まれてきた子供。両親のためにカミサマとして生きることになったけど、それはしあわせなことではなく……( ; ᴗ ; )
女の子とすごす駄菓子屋での夏と『白秋詩抄』とが、何より彼の慰めであったでしょうね。
孤独で辛い人生を送ってきた彼に、ささやかな救いがあって本当に良かったです。
哀しくて美しいお話だと思いました(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
作者からの返信
以前書いた「カミサマ」という詩が幾分元になっていますが、覚えていて下さって嬉しいです( ᐢ˙꒳˙ᐢ )♪
網戸を閉めても入ってくるカミサマ…想像がちょっと追い付きませんね(笑)
そうなんですよね。何か特殊な力を持つわけでもなく、ただただ平凡な子どもが「カミサマ」にさせられるという…
駄菓子屋で過ごした時間が、彼にとって何よりの慰めであったことを作者としても祈りつつ。
美しい話と仰って頂き、ひたすら感謝です。あらためて、ありがとうございます!(*´ω`*)ゞビシッ
カミサマ視点の、多分死んだ後の未来に、ものすごく惹かれるものがありました。胸が締め付けられつつも、幸せを願わずにはいられない。これは祈りでした。ある意味で、カミサマは神様になったのかもしれないと思いました。
当たり前に訪れるはずだった、ごく平凡な日常を、カミサマは謳歌するためにいるのですね。
でも、冷凍庫の不具合が直ったと言うことはつまり……。色々と考察が捗る作品でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
詩一様。
作者も、ある種の祈りを込めてこの作品を紡いだように思います。カミサマの幸せを願う、というのも逆説的ですが、こんなカミサマがいても罰は当たらないだろうと思うのです(*´ω`*)
カミサマがその後どうなったのかは、読者の方々の想像に任せたいなという気持ちです。文字通り本当の神様になったのか、それともまたいつもどおりの夏を謳歌するのか…。
応援&レビュー、本当にありがとうございます(。uωu)♪