第8話 最終調整

 蓮「ふぁーーー!!やっぱり寝起きが抜群にいいな!身体はっと、多少の張りはあるけど全然余裕だな!いやーマッサージってすごいんだな。、、、お早う!身体はどうだ?」


 渚「お早う!疲労もバッチリ抜けてるよ!お兄ちゃんは?」


 翔「俺はほんの少し張りがあるけど疲れって感じでもないな!ほんとにマッサージのこうかに驚いてる!それこそ研究してみたいな!」


 渚「いんじゃない!!マッサージを勉強するの?」


 翔「マッサージも含めてそっちけいの全般的にね。試験があるやつもあるけど、自分にやる分には問題ないからな!鍼とか灸とか。まぁ鍼は気を付けるけどな。」


 昔はそれこそ学校に通わないといけなかったみたいだけど、危険度が減って魔銀製の針なら失敗はないみたいだから、それで訓練したらいいしな。健康グッズから出てきたし活用させてもらおう。それとお灸も。俺はこれに薬草を使おうと思ってる。

 まだマンガ見たいな瞬時に怪我がなおるポーションは発明されてないが、薬草が原料なのは間違いないみたいだし。


 売った方が家計の足しにはなるけど、最低限は稼げそうだから、薬草をフル活用しようと思ってる。

 これは伝えとこ。


 翔「それとな、渚が言ってたスキンケアとかのことを考えたんだけど、低層で、薬草をドロップする魔物、、えっとキラーハーブだったか?あいつを多く倒したいかな。で、薬草で、サラダだったりお茶だったり、オイルだったり作ってみようと思うんだけどいいかな?売った方が生活の足しにはなるけど」


 渚「えーー!おもしろそうそれ!私もサラダとか、いろんなのに混ぜたい!それに魔石だけで充分だし、毛皮とかは売るんでしよ?食べれる系は撮っとこうよ!スライムゼリーとかも!」


 翔「そうだな!買うと高いしな!あと、武器は予備にほしいよなー!」


 渚「奪えばいいんだっけ??」


 翔「奪っても戦闘終わると消えるから、ドロップだけだな。」


 渚「あっそうなんだ!昔の人はほんとに大変だったんだね!っと、魔石も含めて、最低限の生活費を稼げたらいいから、お兄ちゃんに任せるよ!そうやって活用できそうなのがあればとっとこうよ!毛皮も、冬の防寒具用とか!」


 なるほどな。高級品だしな!

 実のところ、こんなにもダンジョンありきで回ってる社会なのに、探索者の数はそこまで多くない。

 まぁ命懸けだからな。それに現役期間も短いし。

 アルバイトととらえるとハードすぎる。

 多いのが、探索者のプロスポーツ選手になることだな。Cランクになるまで探索者とスポーツをやって、そこからはスポーツに選任する感じ。

 まあ、ワンランク上の身体能力だから、確かに見てて楽しいけどな。

 前にもいったがCからは一気に命の危険度も上がるしな。

 下積み時代の収入もあるからなかなか賢い道かもしれない。


 翔「まっ実際にダンジョンにもぐってからだな!よっし、お腹もふくれたことだし、コーヒー飲んだら、早速行きますか!」


 渚「おーーー!」


 さて今日は完全装備。剣だけは模擬剣。


 翔「思ったより重くはないけど、動きにくさはやっぱりあるよな。まあなれると思うけど」


 渚「だね!鎧装備の人とかよくやるよね」


 翔「全くだ。武器は確かに効果なかったけど、防具は通用するのにな。魔法に強いとかの人は分かるけど、普通に考えて、こっちだよな。」


 渚「でも、魔物素材で部分的に試してみたりしようよ!牙とか角とかなんに使うのっての多いしさ!」


 それは考えたことなかったな。印鑑とか作ってる場合じゃないし、武器としてならありかもな!


 翔「なら俺が最初に目を閉じるな!、、、おおーかなり恐怖だな」


 渚「何もないからまっすぐね!、、、、お兄ちゃんの利き脚は右みたいだから左に曲がってる!そうそれがまっすぐ!いいよ!私は一メートル横にピッタリいるからな!」


 なにも見えないのは怖さで身体が固くなるが、声に耳を傾けて、まっすぐ歩けるように努力する。同時に気配を感じる努力もする。


 渚「敵!」


 その声に目を開けて、現状を把握。俺と渚にはメガネを通して確認できてる。


 バァーチャルモンスターと対戦だ。

 俺役のキャラクター?に動きを会わせて、戦う。

 攻撃の予兆やなんかも教えてくれる。完全にチュートリアルだ。覚えたら自力でやってみるがな。


 ちなみに場所は庭にした。ちょっと警察にお世話になりそうな気がしたからだ。

 まあ、そこそこの広さはあるし、問題ない。

 歩いて、戦って、歩いて、戦う。シャトルランみたいな感じかな。

 バスケットコートくらいはあるし。

 わりと手入れはされてるが、家庭菜園のスペースを残して踏み荒らすことを決意。

 どのみち手が行き届かないからな。

 余裕ができたらまた整備するよ!


 敵の動きを頭に俺ながら、戦闘をする。まだまだ連携なんてとてもじゃないから、基本モードだな。


 ちなみに武器だが、槍と剣。


 やはり初心者はやっぱり長柄のがいい。

 安全だしな。

 ただ接近されたり、スピードが追い付かなかったら、武器を持ちかえるわけだな。

 剣のつもりだったけどモンスターは大きいのが出てくるわで、どう考えても剣は不利だ。

 重くはなるけど、杖がわりにつかったらいいしな。


 翔「はあはあはあ。二時間が限度かも。」


 渚「はぁはぁはぁ。そうだね。しばらくは二時間にしよっか。あとは、どのくらいで疲労が抜けるかだね。」


 思ったよりも何倍も歩いて戦って、歩いて、戦ってはしんどかったな。

 さっさと装備をはずして、ストレッチして休憩をとる。


 まぁ、全く動けないわけじゃないしな。


 翔「でも、平日は朝一回、夜二回はチャレンジできそうだな。実際にあれくらい倒せたら、日に6千円は固いし、肉も薬草もちょうどいいくらいとれそうだな!」


 渚「ほんとだね!あとは土日がどのくらいがベストかだね!」


 翔「そうだな!次の日に疲労がが残らないくらいにしないといけないし、疲れ具合としては昨日のがちょうどいいくらいなんだと思うし、しっかりと見極めようか!」


 そのあともチャレンジをして、6セット辺りでちょうどいいくらいになった。なので、土曜日は6.日曜日を4にすることにした。

 日曜日の14時からは休みだ。

 魔石のみで、平日は6千円。土曜日は12千円で日曜日は8千円。週に5万だからざっくりと20万になるわけだな。あっ、電気にして売るんだから、24万。

 サラリーマンと考えたら少ないが、ドロップを売るとしたら、40万くらいにはなるか。

 そりゃ命がけの仕事としてはどうなの?としかいえないけどランクが上がったら収入も増えるから、いいのかもな。

 学生でこれだから、日当で12千円の仕事としては、、、いやこれもはーどだな。拘束時間で考えたら14時間だしそもそも二人だからな。

 確かにEまでいかないと生活は苦しいのかもな。いや、ドロップを売ればいけるか。それこそポーションとかを月に四本くらい見つけれたらいいわけか。でも、怪我したら収入もなくなるわけだし。


 渚「何を難しい顔してるの?」


 翔「いや、探索者ってなかなかハードな仕事だなと」


 渚「でも、どの職業も似たり寄ったりじゃないかな?」


 翔「それもそうか。アルバイトしながらってのも聞くしな。よし!おおよその目処はたったな!あとは体力がついてきたら、移動速度を早めて調整してこうか。それでも余裕が出てきたら時間の見直しをしよう!と言うか、木曜日は午後を休みにしよう。この収入なら無理する必要もないしな。」


 渚「了解です!あとはほんとの殺し合いに順応できるかよね!」


 翔「確かにな!んじゃあせ流したら風呂にはいってマッサージして、ちょっと課題進めとこうか」


 渚「確かに!」


 課題と言っても中学の内容がほとんどだ。

 ちなみにだが、俺は今非常に困った問題に直面してる。

 美少女とお風呂には入れる。これは最高だ!

 だが、マッサージ。これが問題だ!あんなに疲労がとれて楽になるってので感動して、鍼とか灸とか学びたいとテンションが上がったが、


 渚「ほんとに安全ならお互いにやりあった方がいいわけでしょ!さっそく取り入れるよ!」


 だそうだ。

 確かに鍼を刺すわけじゃないから肺に穴を開けてしまったりとか、筋肉を傷をつけたりとかの心配はない商品だ。

 だが、表層付近にしこりがあればいいが、深層部分だと痛みとは言わないが刺激が強くなる。まあ奥なんだからそうだろう。なら問題はなにかと言われたら、、、、


 渚「んっ、、、、あっ、、、ヤバイねこれは!凝りがあるところってことは、気づかなくてやっぱり疲れってたまってるんだね」


 とこの反応。

 だが協力してくれてるんだから、俺も邪念を振り払って耐えたよ。

 づーんと来る刺激がマジで心地よいな。

 ただこれは毎日やるもんでもなさそうだな。木曜日と日曜日だな。

 で、整体も何だけど、こっちは、ストレッチの延長と言うか、本当に骨の位置を直す感じだ。

 正しい場所に納めるかんじかな。ボキッと鳴ってしまうこともあるけど、あんまり気にしなくてもいいみたいだな。

 結果的に戻れば。

 これでかなり疲労も抜けだから、準備は整った。と思ったけど撮り忘れてたよ。第0話を。

 課題はまああしたからだな。


 翔「皆さんはじめまして。蒼銀 翔そうぎん しょうです。」


 渚「蒼銀 渚そうぎん なぎさです!」


 翔「これから、学生探索者蒼銀兄弟として活動していきます。数多くの学生探索者が動画配信を行ってますが、俺達も似たような感じですね。」


 渚「探索者としての活動を動画にしてく感じです!メインは私達のストーリーですね。リアリティーショーみたいな感じでつくってきます!よくある企画ものとかは、蒼銀の部屋でやってきますので応援よろしくです!」


 翔「俺達は、学生の間にDrankを目指していきますが、はっきり言って、無謀なのは理解してます。学生探索者ですが、学校は普通科の学校なんですよね。元々探索者になるつもりはなかったですし」


 渚「それがとある理由で、探索者になるしかなかったんですよね。今はすみよませんが話せません。その事を適切なタイミングで皆さんに伝えるために動画配信を始めました。」


 翔「もう少し詳しく自己紹介してきますね。俺が兄な訳ですが、完全にモブでした。昨日までの姿がこちら!」


 出かでかと画像をアップする。


 翔「はいっ!見てわかっていただけたかと。今はこんな髪型と髪色をしてますが、妹の引き立て役の予定だったんですが、二人で頑張ると決めたんで、高校デビューします。もとの姿からもわかる通り、インドア派でした。今回探索者になるので、トレーニングを二日間しましたが、その姿を見てもらえればわかるかと思います。もっとトレーニングを積んだ方がいいとは思いますけど、」


 渚「生活のために探索で稼ぎます!私達は開発前のダンジョン地区に居を構えた両親の先見の明で、そこそこな豪邸に住んでますが、今は二人だけなんでね。ないんですよね、お金。と、現状を嘆いてもしかたないんで、とにかく私達の探索者ライフを楽しんでください!武器は二人とも槍と剣。見てわかる通りお古ですねー。防具はこちら、、ファンタジーではなくて現代風でいきます!」


 とまあ簡単に動画をとる。

 これに、今日までの動画をまとめる。

 とりあえず、嵌められたところなんかはすべてカット。


 まあ最初はこれくらいでいいかな。


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