第542話 義姉妹のおっぱいトーク
ということで美奈ちゃんとお風呂に入るために脱衣所へやって来た私たち。
最初は私とお風呂に入れるのをとても楽しみにしてくれていた美奈ちゃんだったんだけど、途中から目を見開いて私の身体の一部をじっと見ていた。
「ちょっと待って! お義姉ちゃんのおっぱいってこんなに大きかったの!?」
そう、美奈ちゃんが見ているのは私の胸だ。さっきから本当に穴が開きそうなくらい見てくる。
そういえば美奈ちゃんに服の下を見せたのは初めてだよね。冬休みにお泊まりした時は基本的に
「そ、そうかな? でもちぃちゃんや雛さんの方が大きいでしょ?」
「あの二人は別格だから比べる対象じゃないよ」
「そ、そうなんだ……」
た、確かに二人はとても大きいから、比較されたらちょっと困ってしまうけど……。
そんなことを考えているあいだも、美奈ちゃんは私の胸を見て、「谷間もあっていいな……」って言っている。
私はそれを聞いて、自分の顔が熱くなっているのを自覚しながら美奈ちゃんの胸部へと視線を落とす。
美奈ちゃんの胸は少し膨らみがあるけど、まだ中学二年生だし、そこまで悲観するには早いと思うけどなぁ。
「私も今の美奈ちゃんくらいの時期は、美奈ちゃんと同じくらいだったし、ちぃちゃんもそこまで大きくなかったんだよ」
「ほ、ホント!?」
美奈ちゃんは私に顔を近づけてきた。く、食いつきがすごいなぁ……。
「う、うん。ちぃちゃんは中二になってから大きくなったから。それまでは私と同じか少し大きいくらいだったよ」
ちぃちゃんの胸は中二の終わり頃から徐々に大きくなっていったっけ。あれには私も驚いたし、ちぃちゃんも「またブラがキツくなった」って言ってたからよく覚えてる。
「なら私もまだ大きくなる可能性はあるってことだよね!?」
「もちろんだよ。私もここ数ヶ月で大きくなったから」
「お義姉ちゃんはお兄ちゃんに揉んでもらってるからじゃないの?」
「ち、違うよ!」
な、なに言ってるの美奈ちゃん!? わ、私の胸がサイズアップしたのは去年だから、真人が触れる前だよ!
「え、お兄ちゃん触ったことないの!? うわぁ、チキン野郎じゃん」
「あ、あるから!」
なんだったら私から真人の手を自分の胸へと誘導したこともあるし! そ、そう言うと私がえっちな子みたいに思われちゃいそうだけど、でも私と真人は夫婦だもん! 以前に真人に言ったけど、夫婦ならこれは普通……だよね?
それにしても美奈ちゃん……自分のお兄ちゃんに対して辛辣すぎないかな?
「あ、やっぱりあるんだ。お兄ちゃんもちゃっかりしてるね」
「ふ、夫婦なんだから……」
咄嗟にとはいえ、私と真人のそういった情事を話してしまって、今さらだけど恥ずかしくなってきちゃった。
というかいつまでもここで話していたら真人がいつまで経ってもお風呂に入れないから、早く下着も脱いで入っちゃおう。……これ以上この話題をしていたら、恥ずかしくてお風呂に入る前にのぼせちゃいそうだし。
「と、とにかく、早く入るよ美奈ちゃん」
「わかった。続きはお風呂に入りながらだね」
ま、まだ続くの!?
うぅ~、お手柔らかにお願いね美奈ちゃん。
「……なに話してんだあの二人は」
トイレに行くために一階に降りてきたら、脱衣所から綾奈と美奈の話し声が聞こえてきて、俺は顔がめちゃくちゃ熱くなっていた。
……ちょっと、降りてくるタイミングが早かったな。
とりあえず素数でも数えながら用を足して心を落ち着けさせよう。
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