第18話 「クラシック」

この服装になってから数10分、私は気に入っていました。ズボンよりかはミニスカートの方が動きやすいですし、タンクトップのお陰で太陽からの暑さに慣れやすいようになりました!このサングラスと言われるものも太陽を覗くのに最適です!

「その服装はどうなんだ?」

「この環境ではとても大好きです。」

ウカさんは目しかありませんからなんとも感じていないような気もしますが、どうなのでしょうか?

ミーノが少し不思議に思いながら歩いていくとオーボエやトランペットをふくタコさんとイカさんが来ました。ミーノはその音に惹かれてしまった。

「す、すごいです!」

「そうか?嬉しい感想だな。」

タコがそう答える。

「俺たちはオーケストラのメンバーの1人でね、練習のためにこのように練習しているのさ。」

私は少しん?と思いました。

「どうして2人だけで練習を?」

そのように聞きますと2人の顔が暗くなりました。

「俺たちは落ちこぼれ認定されてさ。」

「行っても邪魔者扱いを受けるから、ここでやっているというわけさ。」

それを聞き、ミーノの心に火が付いた。

「私も付き合います、3人で練習しましょう!」

ミーノがそう言うと、2人は驚いたが、すぐに落ち着いた顔に戻すと苦笑いしながら言ってきた。

「それは構わないのだが…あなたは素人だろう?」

「気持ちだけ受け取っておくよ。」

2人はそう言うが、ミーノは言うことを聞かなずにトランペットを吹いてみた。

パパパパンパンパパパンッ!

「こんな感じですか?」

ミーノが吹いてみせると2人は目を輝かせた。

「て、天才よ!俺たちに修行をつけてください!」

「て、天才?」

私はただこんな感じだろうな感覚で吹いてみただけなのですが、そこまで上手いと言われるとは思いませんでした。

「「お願いします!」」

2人が90度の例をしてしまい、何も言えなくなったミーノ。もちろんほおっておくわけにはいかなずに2人を手伝うことにしたのであった。

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