第14話 「VSモグラ連合(1)」

私はウカさんと一緒に連れていかれていました。しばられて歩いてからどれぐらい経ったのでしょうか、洞窟探索の時でもそうでしたが、個人的に歩き過ぎたと思っています。

すると、モグラさん達は動きを止めて

「ここで待て。」

と言いました。私は休めるという思いから、素直に座りました。隣にいるウカさんは座るもないのでただいるだけでした。

「ウカさん、どうしましょう?」

「石、まだ残っているよな?」

「はい。」

話を聞きますとどうやらウカさんが自分の根っこを使い、こっそりと私のロープを取ると言ってきました。私はお願いします。と思いながら会釈をするとウカさんは切り始めました。

すると突然周りに光がつき、より明るくなりました。そこにはモグラさん達が立っていました。

「ライオンさんからの指令があった、これからお前を公開処刑とする!」

うおおおおっ!

こ、このままでは危ないですね。私がブルブルと震えていると司会役のモグラさんが思い出したかのように

「その前にやることをやるぞ!お前ら!」

うおおおおっ!

や、やることですか?い、いったい何をされるのでしょうか…。


こちょこちょこちょこちょ

「あ、あはははは!や、やめ…あはははは!」

私はモグラさん達にこちょこちょをされました、やられてから約5分です。私は限界を迎えました。

「あはっ…あぁぁ。」

「よしっお前ら処刑するぞ!」

うおおおおっ!

モグラさん達が私の足を拘束しました。手はあと少しで切れるらしいのですが、今のこの状態では動ける気がしません。

するとモグラさんの1人が私に針を刺しました。

「うぐっ。」

私はこのような感じが始めてだったので、少しだけいたがってしまい、倒れてしまいました。

「これは致死性の毒でな、これを打たれた者は1分で死に至る。さようならだな、危険因子。」

とモグラさん達が言うと、私は死ぬという思いが心の中から出てきました。せっかく生まれてきたというのにここで死んでしまうのか。と私は思いました。

会えなくて、ごめんなさい。私を作ってくれた人………



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