第4話
『明日朝練行く?』
『行かない』
とすぐに返す。本気でやることの恐怖が俺の足を止める。自分で逃げてるってわかってるけどどうしても無理なのだ。啓介は俺の挫折も苦しみも全部見てきた。正直母さんなんかよりも知っている。
『だよなー笑』
『来週母さん出張でいないらしいけどうち泊まる?』
『行く!!れ!』
誤字をしてしまうしてしまうほど勢い余っていたのか、楽しみにしすぎだろと思いつつも俺自身啓介が来るのは楽しみだ。啓介といるとなんでも楽しい。とりあえず今日は寝るとしよう。
『また明日話すわ。おやすみ。』
『おう!おやすみやー!』
まったく啓介は夜にどうしてこんなにテンションが高いのかわからない。
昨日の雨と明日の夕焼け Abyss-アビス- @abyssal_zone
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。昨日の雨と明日の夕焼けの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます