第485話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その189
三人組からの心からの叫びに、それぞれの両親は戸惑った。
「…い、今はそんな事を言っている場合ではないだろ!?」
根津の父親が、娘に対してそう叫ぶ。
「お前たちは今なんでここにいるのか分かっているのか!?成宮グループの社長の姪を襲って金を奪ったんだぞ!」
飛騨の父親も、自分の娘へそう叱った。まるで文句を言う資格などない!と言わんばかりに。
「そうよ!まずはあなた達の方が反省すべきでしょ!」
浦の母親が、動揺しながらも注意する。確かに、三人組が今警察署呼ばれた理由は、水かけ強盗に成りすまして結を襲い、現金を奪ったからだ。
「それなんですが、もしこちら側の要求を受け入れてくだされば被害届は取り下げますよ」
結と目が合った結の父親は、互いに頷くとそう声をかけた。
「―!?」
被害者側である結達からの思わぬ提案に、三人組も目をむいた。
「…そ、それは!?」
まさか転校、いや退学させる…!?三人組の親達は顔を青くしながら額に汗をにじませる。
「一つは、お子さん達にお金を返させる事です。それで成宮グループの系列の店でアルバイトをしてもらいます」
結の父親からの条件に、親たちだけでなく三人組も目を丸くした。
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