第463話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その167
だが数か月経ったある日、華が結の友人達に話かけてきた。
結とは対照的な、華やかな美少女である華と話した友人の一人は、華から何度もプレゼントされた事によりつい「成宮さんと友達になれたのはラッキー♪気前がいいうえに綺麗だから自慢できるし」と言ってしまったのだ。
それだけならまだ我慢ができた。しかし、結が居ないと思ったのか、陰で「成宮さんがいれば、霧島さんはもういらないかな~」と言ってしまったのだ。
偶然それを聞いた結は、頭から雷が落ちたような衝撃を受けた。自分がないがしろにされた気になったのだ。
気が付くと、その友人に憤りをぶつけていた。「裏切られた気がした」「自分の事をいらないと言うなら、もう二度と話しかけないでほしい」と。
失言で結を傷つけた、と気づいたその友人は、必死で謝った。だが、結は冷たい表情で「華さんと友達になれなくなるからでしょう?」と切り捨てたのだ。
それかれ数日は、周りから「仲直りしたら?」と言われたが、結は「平気で『いらない』と言える人とは仲良くする気はもうないです」と突っぱねた。結が相当怒っている、と感じた周りは次第に何も言ってこなくなったのだ。
もう一人の友人も謝ったが、結の気持ちは変わらなかった。結は「小学校からずっと一緒にいたのだから、傍にいてあげてください」と悲しそうに笑った。
ちなみにこの事を知った華も最初は仲直りをしつこく勧めていたが、結がとうとう逆ギレしてしまったことからさずがに言わなくなった。それで華も、その友人達との関りがなくなってしまったのだ。
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