第441話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その146
「……………」
結からの言葉に、三人組は反論出来なかった。
はっきりと、小学生の時にやった事は『イジメ』だと突き付けられたからだ。結とナツミも、無言で三人組を見つめていた。
ふいに、ノックの音が数回響く。思わず全員が、従業員室のドアの方へ向いた。
「あの、よろしいですか?」
ノックの音が止んだ後、従業員室の外から声をかけられた。
「…あ!」
ここまで案内してくれたウエイトレスが、お茶を持ってきてくれたと気づいた結は、ナツミへ顔を向けた。
「あ、いいですよ」
ナツミが促すと、ウエイトレスが五つの紅茶と砂糖とミルクをトレイに乗せて運んできた。
「ありがとうございます」
ナツミが受け取ると、ウエイトレスは心配な顔でナツミを見る。ナツミは「大丈夫だから」と小声で言うと、ウエイトレスは「何かあったらすぐに知らせて」と囁く。そして一礼をして、従業員室の前から去っていった。
「お茶、飲みますか?」
ナツミの隣に居た結が、そう聞いてきた。
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