第431話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その137
このままだと、勢い余ってナツミへ手を出しかねない。結はナツミと三人組の間へ入ろうとする。
「あっははは!本気で信じていたの!?」
突然、ナツミが大きな声で笑いだした!
「はあ!?」
その笑い声に、三人組は一瞬怒りを忘れる。
「簡単に痩せるサプリなんてあるわけないでしょ!私がこのスタイルを保てるのは、毎日ストレッチをしているからよ」
楽して痩せようとした三人組を小馬鹿にするような目で、ナツミは言い返した。
「しかもそのサプリを他の痩せたい子達にくばっていた、って聞いたわ。平気で周りに迷惑をかけるところは、ほんっと変わってないわね」
今度は呆れた眼差しで、三人組を見る。ろくに調べもせず、上辺だけの甘い言葉に引っ掛かって簡単に騙されてしまったからだ。
「…なっ!?」
馬鹿にされた、と気づいた三人組はさっき以上に頭に血が上った。そしてついに、ナツミへ掴みかかろうとしたその時、
「待ってください!ナツミさんは、小学生の時に根津さん達から馬鹿にされて悔しかったからこんな事をしたんですよね!?」
間に入って止めようとした結の発言に、三人組の腕はナツミへ届く前にピタッと止まったのだ。
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