第409話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その115
「う、うん!無理やりドーナツ店に連れていかれた後に、成宮さんに誘われたから」
必死で思い出した後、神崎はナツミからの質問に答えた。
「やっぱり!あの時、私がお茶を運んだんだよ」
「ええっ!?」
あの時は華ばかりに意識が集中していたから、ウエイトレスの方を全然見てなかった。
「予約があったから、なんでかな?と思っていたら、店長が『成宮グループのお嬢様が来られるから粗相のないように』って話していたの」
その時はナツミも特に意識せず、『どんな人も大事なお客様』として誠意を持って接客していた。だから神崎の話を聞くまで、すっかり忘れていたのだ。
「そうなんだ…!」
まさかあの時にナツミさんと会っていたなんて、とびっくりした神崎だった。
「まあ、お客様の会話に聞き耳を立てるわけにはいかなかったけど、そんな話をしていたんだ」
両目を閉じて、思い出したナツミは意外な所ですでに出会っていたことに驚いていた。
「それで、神崎さんはどう思う?」
目を開いたナツミは、改めて神崎へ聞いてきた。
「…えっ!?」
「正直に、思うままに言葉にして。私は関係者じゃないから、どんな内容でもすぐに影響はないよ」
まず思ったことを全部口にする事で、気持ちを整理する。ナツミはそんな方法で神崎がどうすればいいのか一緒に考えようとしたのだ。
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