第405話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!?その111
ナツミがウォーキングしていると知り、神崎はつい『意外!』と思ってしまった。
「理想の体型は一日にして成らずよ。他にもストレッチをしたり、食事にも気を付けているのよ」
神崎の反応を気にすることなく、ナツミはやる気満々な顔で話した。
「神崎さん…だったけ?あなたもウォーキング?」
写真を撮っていたとはいえ、同じ格好をしていた神崎へそう質問した。
「うん。ここ最近、お菓子とか食べ過ぎてしまったから」
何度もあの三人組からの嫌がらせで無理やりたくさんのお菓子を食べさせられてしまったから、その分を減らすために神崎は運動をしていたのだ。
「もしかして、あの三人組?」
アルバイト先の喫茶店で見たことがあったので、ナツミはいきなり聞いてきた。
「…まあ」
神崎は自分のせいで喫茶店に迷惑をかけてしまった、と言わんばかりの顔になる。
「…ホント、迷惑よね」
ナツミが少し、整った綺麗な顔を歪める。そこから怒りがにじみ出ていた。
「ご、ごめんなさいっ!」
その怒りを感じ取った神崎は、つい頭を下げてしまった。
「…う、ううん!あなたは全然悪くないよ!私が怒ったのは、あの三人の方」
神崎を怖がらせてしまった事に気づいたナツミは、慌てて訂正した。その後、ナツミは「ごめんね」と謝ったのだ。
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