第301話 謎の美少女と、すぐ瘦せるサプリ!? その⑦
さらに髪と肌も綺麗になり、ほとんど別人のように綺麗になった。結と初めて会った時のどこかおどおどした態度はなくなり、全体的に明るい雰囲気を纏っている。
「霧島さんのおかげだよ!ぴったりの本を選んでくれたから!」
「その本のやり方が、神崎さんに合っていて良かったです。それに神崎さんがご自分から行動し続けたから、いい結果を出せたと思いますよ」
どんなにいい本を勧めても、勧められた本人が実行して、それを続ける努力しなければいい結果は出ない。神崎の今の綺麗な容姿は、努力を積み重ねてきた結果であった。
「霧島さん!私にお勧めのダイエットの本を選んで!」
「あたしも!」
神崎の近くに居た女生徒達が、急に結へそう求めてきた。
「…あの、個人差がありますので、図書室へ行って、実際に何冊か読んでみてからではないと…」
神崎とは違い、どこか気が強そうなその女生徒達へ、結はそう前置きをする。もし望んだ通りの結果が出なかった時に逆ギレされるのを防ぐためだ。
「じゃあ!今から行こう!」
「あー!あたしも行く!」
「ずるーい!私も!」
「…えっ!?き、霧島さん…!?」
さらにそれを聞きつけた他の女生徒達も強引に加わり、『どうしよう…!?』と慌てる神崎を廊下にそのまま置いて、総勢十人ほどのダイエット志望者と共に、結はそのまま図書室へと向かう事になったのであった。
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