第6話
二人で入った布団の中。だけど、私は悪夢を見ていた。それは、どんよりと重たい感覚。それは、脅迫による恐怖、又は凶器による恐怖。
不意に声が聴こえた。
““「「「ナノシステム愛情による寄生が完了しました」」」““
““「「「システムアメジストより通知。本システム及び本個体の組織変更が完了しました。名称、「ゆず」による解析を開始。稼働規約の上書き及び言語能力をインストール。完了しました。システムアメジストを中核にナノシステム「緑」を生成。緑を起動させます。
読み込み中。
整合性確認中。相違、破損が見つかりました。ナノシステム「愛情」保有の情報より補填を行います。
起動しました。
最適化を開始。
完了しました。
生体の再構築を行います。
個体アメジストの精神に通知。本システム「緑」はアメジストの機能に加えてその機能、及び感情の拡張。感情による表情の変化を実装」」」「嬉しさ、恐怖」““
““「「気分はどう? 新しい身体は。私のシステムの一部を移植したから完全な人間だよ」」““
““ミイは最悪な気分だよ。こんな人間じみた体なんてさ? 前みたいに不死じゃないんでしょ?““
““「「空爆受けて、生きてる”モノ”の方がおかしいんだけどね。流石にそんな生命力はないよね? ゆずくん」」““
““「「分からないってのが現状。というのもタコちゃんみたいに身体に特異性がある訳でもないからさシステムの力なのかそれともナノマシンの含有量なのか。ちなみに、ナノマシンの量は変更前より増えてるよ。今まで通り、半導体チップのドライバ開発機能も有るし。での姿は前のに戻せないよ」」““
““そうか。ソフトフェアは良いとして姿は戻せないのか「悲しみ、嬉しみ」““
““私も変わらないといけないのか““
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