孝介は、夢を見る
「はい...姉さん」
孝介は、あったかい飲み物を鈴に手渡す
姉さんは、シートを敷いた地面に座り
受け取る。
その顔は、辛そうな顔をしていた。
「......ありがとう」
姉さんは、そうお礼を言いまた後
飲み物を両手で包み込み下を向いた。
あの姉さんの言葉のあと梓さんは、
一つため息をついた後
『……ハァ、まぁいいわ
鈴また後で話しましょう?
それじゃ、孝介くんもまたね』
と言って、帰ってしまい
この場には、孝介と鈴の二人になっていた。
「落ち着いた?姉さん」
「…うんごめんね」
孝介は、鈴の隣に座って
毛布を肩に掛けてあげる。
「謝る必要はないよ」
フルフルと姉さんは首を振り
「だって、嫌な所見せたし、
そのせいでこうくん
...嫌な気分になったろうし」
「俺が?いやいや逆に嬉しかったよ?」
「...嬉しい?」
姉さんが顔をあげる、
その目は、困惑の色をしていた。
「うん、姉さんが梓さんに、
こうくんだけと言ってくれた時、
正直嬉しかったんだ」
孝介は、苦笑しながら言葉を紡ぐ
「あの時、梓さんが姉さんを妹と呼んだ時
俺は、恥ずかしいけど絶望したんだ
...あぁ、結局一人なんだって」
「えっ...違うわ!!
こうくんは、一人じゃない!!
私がいる!!」
姉さんは、こちらに向かって必死に訴える。
「ハハ、大丈夫だよ今は、
わかっているから」
「ほっ本当!?
大丈夫?辛くない?」
「大丈夫だって、
姉さんは、一生俺と一緒にいてくれるでしょ?」
孝介がそう問いかけると
鈴は、間髪入れずに、
「当然よ!!
こうくんが嫌って言っても、
どんな手を使っても
例えこうくんを監禁してでも
離れないから!!」
「ハハ、なにそれ?
俺が嫌って言うわけないよ
こちらこそ、嫌って言っても
離れないから」
「ええ!わかったわ
...フフフ」
「ハハハ」
孝介と鈴の二人は、肩を寄せ合い
顔を見合わせて笑い合った。
こんにちは、
ここまで呼んで頂いてありがとうございます。
なかなか投稿出来ずにいてすいません。
なかなかリアルが忙しくて、
筆が進みませんでした。
それでも、ちょっとずつでも
進めて行くので宜しくお願いします。
最後に、次の話はとても短くなると
思いますが、大事な場面ですので
宜しくお願いします。
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