星空が導く先
「外もだいぶ暗くなって来たわね」
姉さんが空を見上げる
確かに。日が落ち辺りが暗くなった為か、
空には、美しい星空が光輝いていた。
「あっこうちゃん、鈴ちゃん」
そう言って、目の前から日菜姉が
歩いて来た。
「日菜姉、買い出し終わったの?」
「うん、今帰って来たの」
「それで日菜、
いつから天体観測行うのかしら?
余り遅くなるのもダメでしょ」
姉さんが日菜姉に、
そう聞くと日菜姉は、
「うん、帰りの事もあるからね
あと十分ぐらいで始めるらしいよ」
「そう…わかったわ、
じゃ始まるまでどうする?
こうくん」
「あ〜、俺ちょっと始まる前に、
お手洗い行ってくる」
「あら?そうわかったわ行ってらっしゃい」
「それじゃこうちゃん、
私達は先に天文部の所に合流しとくから
帰ってきたら、合流してね」
孝介は、姉さん達と別れお手洗いに向かった。
「あら?孝介くんどうしたのこんな所で?」
お手洗いを済ませ姉さん達に合流しようと
向かっていたら、シスターに話しかけられた。
「あぁ、お手洗いに行ってて」
「あぁなるほどね、
フフそれにしても、
青春ね天体観測なんて」
「えっ…そうですか?」
「そうよ、周りは静寂であるのは星空だけ、
学生二人何もないわけがなく」
「いや周りに人いますからね」
「それは、抜け出すのよ、
わかってないわね〜」
シスターは、呆れた様子でこちらを見る。
「孝介くんは、そう言う子はいないの?」
「いるわけないでしょ」
「そう?探せばすぐに見つかると思うけど
せっかくなら誘ってみれば?」
「はぁバカなこと言わないで下さいって、
もう時間だ、それじゃまた」
孝介は、シスターの返事も聞かずにその場から離れた。
「…バカな事だとは、思わないけどな〜
それが君の為だと思うから」
「あっやっぱり遅れちゃったみたいだ」
孝介が向かうとみんな望遠鏡などを使い
天体観測を始めていた。
「とにかく合流しようかな」
そう言って、辺りを見渡すと
雪弘先輩は、天文部の顧問の先生と何か話している。
日菜姉は、天文部の人達と天体観測を
そして、姉さんは…少し離れた場所で
誰かと二人でいた。
ーさて、何処に行こうか
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