夢見る星空 ①
「こうくん戸締り大丈夫?」
「うん大丈夫だよ」
「そう、それじゃあ行きましょうか」
今日は、教会において
天文部主催で天体観測が行われ
それに、孝介と鈴は、
生徒会役員として参加する事になった。
その為に孝介と鈴は、
夕方から、教会に向かった。
「姉さん、荷物重たいでしょ持つよ」
「あら本当?…ありがとう」
孝介は、姉さんから荷物を受け取った。
荷物は、予想以上に重たかった。
「姉さん、何持って来たの?」
「小腹がすいた時の為の軽食と
夜中だから寒いだろうから防寒着を
入れてるの重たいでしょごめんね」
「いや、大丈夫だよこのぐらい
それに今から、着ていくと暑いからね」
「あっそれと寒かったら教会の人に言うと
毛布貸してもらえると思うんだけど」
「あらいいのかしら?」
「うん、大丈夫だよ今さっき
シスターに確認しといたから」
「あら?準備がいいのね」
「まぁね、昨日の夜寒かったから、
それぐらいはしとかないと」
そう言い合いながら2人は、
教会へ向かって歩き出した。
「あれ?おーい日菜姉」
孝介と鈴が教会に着くと
教会の建物の中から、
日菜がちょうど出てくる所だった。
「あっこうちゃん、
それと鈴ちゃん、お疲れ様」
「うんお疲れ様日菜姉、
他の人は、もう来てるの?」
「いや天文部がまだ来てないよ
学校から機材持ってこないとだから」
「そうなの?
だったら、自分も学校に手伝いに
行った方がよかったかな?」
孝介が日菜に聞くと
「大丈夫、顧問の先生もいるし
そろそろ……あっほら!」
日菜姉の指差した方向を見ると
こちらに向かってバスが来る。
バスは、目の前に止まり中から、
学生達が降りて来た。
「会長、お疲れ様です」
「うん、お疲れ様」
日菜姉は、一人の女子生徒と話をしていた。
話の内容的に、この人が天文部の部長らしい
そんな二人の話を聞いていると
「日菜」
「ん?鈴どうしたの?」
部長と会話していた日菜姉に、
姉さんが話しかける。
「私達荷物置きたいから、一度離れるわね」
「あっ…うん!
生徒会役員の荷物置く場所は、
こうちゃんが知ってるよ」
「わかったわそれじゃ
こうくん、私達は一旦荷物置きに
行きましょうか」
「うんわかったよ」
孝介と鈴の二人は、日菜達から離れ、
荷物を置きに行った。
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