事案発生
【日菜視点】
ハッハッハッ……ふう
走っていた日菜は、
家の前で止まり呼吸を整え
時刻を見る。
「ハァ〜疲れた、
でも早めに帰ってこれてよかったー!
やっぱりお母さんとこうちゃんだけじゃ
不安だもんね〜!!」
日菜は、教会に手伝いに向かったが、
それが予定より早く終わった為
急いで戻って来た。
「お母さんったら、こうちゃんと二人きりに
なるといつも変な事するんだから」
例えば、私や里紗の恥ずかしい出来事を
こうちゃんに教えたり、
幼い頃私の服を勝手に取り出して
こうちゃんに着せたり、
まぁ可愛かったし
後で写真くれたから許したけど…
「ただいま〜!!」
ガタン!!ドタバタ!
えっ!?何?何の音
家に入った瞬間リビングの方から
大きな物音が聞こえた。
日菜は、音のなる方にそろりそろりと
近づいていくと
お母さんとこうちゃんの声が聞こえて来た。
「ちょ詩織さんやめてください!!」
「あら?ちょっとだけだから!!」
「ちょっとだけってなんですか!!」
「いいじゃない!!
前は、あんなに素直だったのに」
「いや!前は、理解出来なかっただけですから!!」
「もう!!
孝介くんさっさと服を脱ぎなさい!!」
「ぎゃーー!!」
(へ?何が起こってるの?
前は、素直だった?
服を脱げ?………はっ!?)
リビングに向かう扉をバーンと
勢いよく開ける。
「何やってるの!!」
扉を開けた先では、
ソファーに倒れ込んだこうちゃんと
それに襲い掛かろうとするお母さんが居た。
「……あら日菜?」
「ひっ日菜姉…」
「えっ………エッチのはダメーーー!!」
こんにちは、
孝介の実のお母さんの話は、
後で間話にしたいと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます