孝介と鈴の〇ス?


《鈴視点》


「こっこうくん?」


突然肩を掴まれ押し倒されてた。

(えっえっ?、なっなにが!?

 あっこうくん…まつ毛長い)

鈴は、混乱していた。


「鈴…さん」


こうくんが急に動き出し

腕が私の胸に…へ?


「…んっ!」


(あわわわ、どっどうすればいいの

 こうくんがおっぱいをでも私たち

 姉と弟で…でも私たち血が…って

 いや何考えてるの!?)


鈴は、必死に頭をフル回転するが答えは、

出てこない


その内こうくんの顔から血の気が引いていく

罪悪感に押し潰された顔をしている。


「すっすいません今どきま……」


(あっ…ダメ…このままじゃ…

 こうくんが離れてしまう…嫌…

 嫌だ!ダメ離れたくない

 !!)


孝介が退こうとするが

それを制するようにわたしは、手を伸ばし

掴んで離さない。


「えっ…鈴…さん」


「……こうくん」


私は、目を閉じる

(離れたくないその為なら

 …それに私、こうくんなら…)


こうくんが近づいてくる。


ピンポーンドンドン

「すいませーんいらっしゃいますか〜?」


「「!!」」


「すいませーん、いないのかな〜?」


「あっはーい、今行きます

  鈴さん…すいませんが」


「あっうん…」


こうくんが玄関に向かう

…胸を抑える

ドキドキドキドキ


「私……何しようとしたんだろう」

       ・

       ・

       ・

《孝介視点》

「はい、ありがとうございました」


訪問者と会話した後

再びリビングに向かうが……気が重い

(はぁ…気まずいどうしよう

 なんであんな事しちゃったんだろ)


「…こうくん?」


気がつくとリビングについていた


「すいません、ボーとしていました」


「それで…誰だったの?」


「あぁ管理人さんでした、

 渡したい資料があったらしくて」


手に持っている資料を見せる。


「…そう」


「…はい」


「「………」」


無言の時間が続く

先に動いたのは、先輩だった。


「ごめん…私…帰るね」


先輩が荷物を纏めて帰ろうとする。


「…あの…」


謝ろうと声を出すが上手く言葉に出来ない

そんな、自分を見て先輩は頭を撫でる。


「大丈夫、気にしてないよ

 …私は…嬉しかったから」


先輩は、もう片方の手で唇を触る。


「…鈴さん…俺」


「フフ、いいのでも…ね

 それじゃこうくん…テスト勉強頑張って」


鈴先輩は、呆然とする自分を置いて

帰っていった。


…部屋に香りを残して



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