孝介と生徒会
「ふぅ、さぁ行くか」
放課後孝介は、生徒会室の前に来ていた
昼休み、日菜からメールで
『今日から放課後、生徒会室に来てお願いね』と来ていた
トントン
ドアをノックする
ガラガラ
「はい…」
中から黒髪で三つ編みの大人しそうな子が
出てきた
「……あの、ご用件は?」
「あっすいません、日菜姉じゃなかった
日菜会長から、放課後来てと
呼ばれたので来ました」
「ああ、じゃ君があの孝介くんですか」
「えっと、あのとはなんでしょう」
「とにかくどうぞ、他の方は、すでに来ていますので」
黒髪の少女は、中へと促す
孝介は、仕方ないので中に入る
生徒会室の中には、見知った顔や知らない人
およそ黒髪の少女も入れて後に5人いた
その中で正面の椅子に座ってた
この星見高校生徒会会長の
日菜が話しかけてきた
「こうちゃん、よくきたね」
「少し来るのが遅かったみたいですいません
日菜会長」
「大丈夫だよ、こうちゃんのクラス終わるの
遅そうって聞いてたから」
日菜は、大丈夫だよと手を振った
「それより……こうちゃんなんで、
私を会長呼び名の?」
「そりゃ、立場もあるし」
「そんなのいいよ!!
寂しいからいつものように呼んで?」
その言葉に困り
右側に座っていた、
眼鏡をかけた男性、
生徒会副会長の一人雪弘先輩に視線を向けた
「日菜会長、孝介の言う事が正しい」
「えっでも〜」
「親しき仲にも礼儀ありだ、
孝介は、生徒会に遊びに来たわけじゃないのだから」
「うぐぐ!!」
日菜姉が、言い返せなくて唸っている
「ふむ、さて孝介」
雪弘先輩がこちらを向く
「はい」
「取り敢えず自己紹介を頼めるか」
「わかりました、
一年A組、木沢孝介です
今回生徒会に入る事になりました
宜しくお願いします」
パチパチパチ
「うむでは、こちらもと言いたいところだが
会長と私は、知り合いで知ってるな」
左側を見ると鈴先輩がにこやかに笑っている
「はい知っています」
「よしなら、面識のない一年を紹介しよう
朝日、夕奈挨拶を」
そう言うと
左右に座っていた
黒髪の少女と金髪の少女が立ち上がり
黒髪の少女が話し始める
「…私は、会計の
星川朝日さんが頭を下げる
「じゃ、私も私の名前は、
金髪の星川夕奈が挨拶をする
「両方苗字が星川?」
「あぁ私たち双子なの、
だから同じ苗字なのだから
私は夕奈、あの子は朝日って言ってあげて」
「わかりました、夕奈さん朝日さん」
二人は、挨拶が終わると席についた
「よくこれで自己紹介が終わったな、会長」
「うん、じゃこれからこの6人で生徒会を回します宜しくね」
「「「「「はい!!」」」」」
「よしじゃ、こうちゃんは、最初は分からないだろうから、わたしが…え?」
日菜姉が隣を見る
そこには、手を上げて
「私が面倒を見るわ」
と言う鈴先輩の姿があった
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