二人の姉

2章プロローグ

星見高校生徒会室 昼休み


「それで、わざわざ呼び出したのは、

 なんのようだ会長?」


眼鏡の男が喋る


「よく聞いてくれました、雪弘副会長

 この度生徒会に新たなメンバーが

 入る事になりました」


「「おぉー!!」」


一年の二人が声を上げる


「今からだとそれは、誰だ?」


「こうちゃん」


「孝介か、なるほどな

 会長が引っ張ってくる人間としては、

 納得だ」


「そうでしょう

 雪弘くんもこうちゃんなら

 心配ないでしょう」


「確かにな」


二人が喋っていると

スッと手が上がる


「どうしたの?鈴ちゃん」


「それで、そのこうく…孝介くん?は、

 いつくるの?」


「えっと、先生には、朝早く連絡して

 了承得たから今日の放課後から

 来てもらおうと思っているよ」


「と言う事で放課後は、全員集合して

 自己紹介してから仕事始めるからね

 よし、それじゃ解散」


「「はい」」

       

生徒会役員は解散した




鈴は、心の中で狂喜乱舞していた

(これで、こうくん学校でも側にいられる)


逆に日菜は、喜びを隠さず

るんるんで歩いていた

(ニヒヒ、これで学校でもこうちゃんと

 いられるぞ〜!)




「…こうくん♡」

「こうちゃん!♡」




「「私が側にいるからね、だって私は」」




「「君のなんだから」」




ー第二章 二人の姉

 始まります



 

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