日菜と鈴の休日 【日菜・鈴視点】

【日菜視点】

「じゃ、帰るね」


「ひな姉、送っていかなくて大丈夫?」


「うん、大丈夫だよそれじゃ」


私は、こうちゃんの家の玄関を出る


「ニヒヒ、よかった」


ー正直生徒会の件断られると思った


「これで学校でも、一緒にいられる〜!!」


嬉しい!!


日菜は、ルンルン気分で帰り道を歩いている


ふっふっふん〜〜〜〜ピタッ


「…………でも」


マンションを振り返る


「こうちゃんに、料理作ってるの誰なんだろう?」


当然私は、あって確認したかったが、

丁度用事で出掛けてるらしくて会えなかった


「正直こうちゃんまだ何か隠してそうだったな」


再び歩き出す


「まぁ今のところこうちゃんとの関係も

 思う事は、あるけどまだ大丈夫そうだし」


バチン頬を叩く

「しっかりしろ〜私

 ぽっとでの女性に負けるな〜!」


「よしっ、頑張るぞーー!!!

 ……ってあれ?」


歩いていると

道の先に見知った人間が歩いて来た





【鈴視点】

「……………最悪」


ー気分が悪い、気持ち悪い


「行かなきゃよかった……」


昨日私は、実家に帰ったが正直苦痛だった


「…………でも、あと少しあと少しで

 こうくんに会える」


重い体を動かしながら歩く



「あれ?鈴ちゃん!?」


「うん?あぁ日菜」


歩いていた道の先に私の友人日菜がいた


「って!!

 どうしたの顔真っ青だよ!?」


私の顔を見て心配そうに駆け寄る


「大丈夫、少し遠出したから疲れただけよ」


「本当に?あれなら家まで送ろうか」


「けっこうよ、それより日菜は、

 どうしたの今日は、

 用事があるって言う話だったじゃない」


「うんそうだよ、その帰り

 っとそうだ、生徒会に新メンバーが

 入る事になったよ」


「えっ、大丈夫なの?

 信用できる人間?

 仕事やトラブル増やされても困るんだけど」


「大丈夫、私の後輩だからあの子なら

 信用できるよ」


「そっならいいわ、

 ……それじゃもう行くわね」


「うん、鈴ちゃんじゃね

 体調崩さないようにね」


その後日菜と別れマンションに着く


ガチャ


自分の家に帰ってきたが

体調が治る感じもなくリビングに倒れ込む


身体が重い動きたくないでも

……こうくんに会いたい

……でもまだあの人がいる可能性あるよね

一応確認してみよう

スマホを取り出し連絡する


『孝介くん今大丈夫?』


ピコン

『大丈夫ですよ、どうしました?』


『今からそっち行ってもいい?』


『いいですよ、


っ!!ガバッ!!

こうくんが待ってるって

行かなきゃ



体調が悪いがそんなの無視して隣へ向かう

………こうくん待っててね


 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る