日菜姉とお泊まり③

「「ごちそうさまでした」」


夕食も食べ終わり二人は、

片付けをしながら話をしていた


「こうちゃん、料理美味しかった?」


「あぁ、美味しかったよ

 ありがとうひな姉」


「うん良かった、

 っと、これでお仕舞い」


「うんそれじゃ、俺風呂入ってくるよ」


「一人で入れる?」


「いや、入れるし」


「そう?だって昔は一人で入れない〜!

 って言って、一緒に入ってたじゃん」


「いや!!ないから!!

 勝手に記憶改ざんしないで!?」


「え〜ノリ悪いな、こんな機会ないよ?

 アイタッ!」


孝介は、日菜の額にデコピンをくらわす


「ひな姉、悪ノリしすぎ

 とにかく風呂入ってくるから」


「ムー、わかった待ってる」


孝介は、着替えを準備して風呂場に向かう


「今日のひな姉は、

 いつもよりテンション高いな?」

        ・

        ・

        ・

「ふぁ〜眠くなってきちゃった」


テレビを見てた日菜が眠そうにしていた


「もう、11時だもんなそろそろ寝よ

 ひな姉は、寝室のベッドに寝ていいから」


リビングのソファに、ダラーと寝ている

日菜がこちらを見る

「こうちゃんは〜どうするの〜?」


「うん?予備の毛布が数枚あるから

 リビングのソファーで寝るよ」


「いやっ!!一緒に寝よ」


「なんで!?」


「せっかく来たし一人で寝るのは寂しいじゃん」


「あのさ、ひな姉もう二人とも高校生なんだからさ」


「いやーだ、一緒寝ないならここで寝るからね」


日菜がソファから降りビタッと床に貼り付き一向に動く気配がない


「ハァ、これがうちの高校の憧れとは、

 ……わかりました」

「ただし同じベットに

 寝るわけには、

 行かないので俺は床に寝ます

 これだけは、譲れないです」


「うーん、わかったそれで納得しよう」


日菜は、仰向けになり腕組みをしてうんうんと頷いた


「ハァーなんでそんな偉そうなんだ」


その後、寝室に移動し日菜はベットに、

孝介は、ベッドの横の床に毛布など敷き寝た





「……こうちゃんもう寝た?」


「……起きてるよ」


「……そう」


「…………」


「…………」


「…ねぇ、こうちゃん?」


「……何、って!

 うおっ!?」


突如、ベットの方から日菜が落ちて来て

結果、孝介は、日菜に押さえつけられ見つめ合う形になった





「………ねぇ、こうちゃん

 私に何か隠している事あるでしょ」




「……え」












 



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