先輩と晩御飯とわたし?

バイトが終わり帰り道を歩いていた、

鈴先輩に連絡した方がいいなと思い

『今バイト終わりました、後十分で帰ります』と連絡した


ピコッ

『うん、わかった待ってる』


はやっ!と思いながら

「だけど夢みたいだな昨日から」


孝介は、昨日から今日までの事思い出しながら呟く


「でも、鈴先輩に申し訳ないんだよな

 何度も料理作ってもらって」

「何で、あそこまでしてくれるんだろう?」


孝介は、疑問に思う

鈴先輩が隣に引っ越してくる前までは、

学校でも絡みがあるわけでも無いし

過去にあったことがッ


    『コウくん』


ックソ、

何で今の事を今思い出すんだよ

「もう………忘れたと思ったのに」


孝介は、走り出す

過去を思い出さないように

過去から逃げるように






ガチャ

「ただ今戻りました」


走って帰って来たため汗だくになっていた


「えっ、孝介くん!?」


驚いた様子で先輩が来る……と言うか


「何で脱衣所から?」


「えっえ〜〜〜と、

 そっそう、お風呂を準備してたの」


「あっそうなんですね、すいません」

ちょっと動揺しているようだけど気のせいだろ


「うん、それにしても早かったね、

 もう少しかかると思ってた」

「それに汗だくだし」


先輩が不思議そうにこっちを見ている

それに、ハハハと苦笑いしていると


「まぁいいや、

 ちょうどお風呂も準備できてるから

 汗流して来て」


「はいわかりました」


「うん、その間にご飯を準備をしているから」

と言いつつ

先輩は、キッチンに向かった


「じゃ風呂入るか〜」

何とか誤魔化せたかなと思いつつ風呂に入った

        ・

        ・

        ・

数分後風呂から上がるととてもいい匂いがして来たためリビングに向かうと

鈴先輩がテーブルに料理を並べてた

今日は、ハンバーグ、サラダ、コーンスープのようだ


「すいません、お手伝い出来なくて」


「フフ、大丈夫よさぁ冷めないうちに食べましょう」


先輩に促され席に着く


「それじゃ」

  「「いただきます」」


食事を始める

「もぐ、うん

  このハンバーグ凄く美味しいです」


「フフ、褒めてくれてありがとう」


先輩の作ったハンバーグは、

店で出されてもわからないほど

本当に美味かった


「それにしても、帰ってくるのが早かったね連絡が来てから数分も掛からなかったから」

「びっくりしたよ」


「アハハハ、いや〜つい走りたくなっちゃって」


クスクス

「そうなの?でも残念だわ」


「残念?」


「うん、せっかく

 迎える準備済ませてたのに」


どう言う事だろうか?

孝介は、戸惑っていた


「えっと、迎える準備って?」


「えっとね、せっかくだからやるね」

先輩が箸を止め立ち上がる


「ごほん!

 ……アナタお帰りなさい、ご飯にする?

   お風呂にする?

それとも、わ・た・し?」



……ブハッ!!















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