先輩と料理とその後

孝介が涙を流してから数分がたった

涙も止まり落ち着きを取り戻したが

取り戻した故に混乱していた


えっどうゆう状況!!西宮先輩に抱きしめられていて頭撫でられてるー!?

いい匂いしてるし

何より胸が!!胸が!!


「・・・っん、」


イヤッ何今の声、めっちゃドキドキするやん

もっもう少しだけこのままで


ジィー

「フフフ、孝介は甘えん坊?」


ーッ気づかれた!?

「すっすいません」


心の中を読まれたと思い

咄嗟に先輩から離れる


「もういいの?」


先輩は、どこか寂しそうこっちを見ている


「はっはい、ご迷惑かけました」


「迷惑なんて思っていないから」


先輩は、料理の方を見て


「料理冷めちゃったね、今温め直すから

 食べよう?」


「はい」


その後先輩と食事をしたが緊張して

うまく話が出来なかった





「西宮先輩、今日は、

 ありがとうございました」


食事とその片付けも終わり今日は、お開きと言う事で玄関に来ていた


フルフル

「感謝なんて必要ないわ、私がやりたかっただけだから」


「でも」


「ん〜だったら、孝介くん明日ヒマ?」


「明日は、午後からバイトなので午前中は、

 空いてます」


「そう…だったら、

 午前中付き合ってくれる?

 引っ越してきたばっかりだから、

 どこに店があるかわからなくて」


「あっはい、大丈夫です。お付き合いします」


「ありがとう、じゃまた明日」


「はい、西宮せん」


「鈴」


「へ?」


「鈴って読んで、私も孝介くんって言ってるから」


「はっはいにし、じゃなかった、鈴先輩」


「うん、おやすみなさい」


「おやすみなさい」


ガチャン

嬉しそうに笑う

鈴先輩は、帰っていった。


孝介は、ベランダに戻りくつろごうとしたが

さっきの事を思い出し悶絶する

結局その日は、夜遅くまで眠れなかった








どうも、ここまでお読みくださりありがとうございます。

フォローや応援していただきありがとうございます。励みになります


次は、鈴目線になります

お楽しみください











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