一章 隣の先輩?

先輩と出会い

入学式が終わり

一人暮らしにも、慣れた休日

バイトも用事も無く部屋でゆっくりしていた時、

ドンドンッ

空室だった隣の部屋から音が聞こえてきた


「うん?誰か引っ越してきたのかな。」


注意深く聴いてみると

引っ越し屋さんらしき人と女の人の声がした


「やっぱ挨拶した方がいいよな〜

 隣になるわけだし」


一人暮らし始める時、

祖父母からご近所への挨拶は、

ちゃんとしろと言われていたのを思い出し

寝転がってた身体を起こし

服を着替え身だしなみを整えた


その後

引っ越し屋さんが帰ったのを見計らい

玄関から出て隣のインターホンを押した


「こんにちは〜」


「はい、どちら様でしょうか?」


「隣に住んでいます、木沢と言います

 引っ越してこられたので

  ご挨拶にと思いまして。」


「あぁ、それはすいません

 本当は、こちらから行かなきゃ

  いけないのに。」


と声がしガチャとドアが開いた


「えっ!!西宮先輩」


孝介は、驚いた

そこには、自分が通っている

東陵高校の二年で美しい容姿とクールな性格で東陵生の憧れの一人である

西宮鈴先輩がいた


「えっと、どこかで会ったことありますか?」


西宮先輩は、不信感を持った目で孝介を見ていた


「あっ、すっすいません

 自分東陵高校の一年です

  先輩のことは、学校で知っていて。」


これは、やばい‼︎

と思い早口で喋る


「あぁ、一年ね、えっと名前は

 きざわ・・・」


「はっはい、木沢孝介と言います。」


「木沢くんね、これからお隣さんとしてよろしくね。」


「はい!こちらこそ

 何か困った事があったらなんでも

 言ってください」


「うん、その時はよろしくね。」


「はっはい、でっっではこれで」


フフと笑う西宮先輩の笑顔に一瞬見惚れてしまったが、

はっと我に帰り会話もそこそこに自分の部屋に帰った








 「………よろしくね、

      コウくん 」








どうも読んでいただきありがとうございます。

さて、これから

木沢孝介と西宮鈴の関係は、どう変化するのか次回もよろしければお読みください。


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