学園入学編
第2話 入学
神器超能力者養成学園。通称、神超学園。数年前、神と名乗る者から世界の高校生に神器と呼ばれる、所有者に超常の力を与える法具が与えられた。
各国政府はこの力を恐れたが、それと同時に体がすべて機械などの人工物でできた獣、機械獣(通称:機獣)が現れ、この機獣に対抗するためにその神器が必要という事がわかったため、神器超能力者養成学校という神器所有者専門の学校を国立で設立し、機獣への対策とした。
その結果、世界で神超学園の入学希望者が後を絶たなくなるほどの人気校となったため、神超学園の倍率は3~4倍と大学か!と思うほど高く、その狭き門を通り抜けた実力者たちをさらにランクで分けるという超実力主義である。
生徒数は1学年約1500人の合計約4500人というマンモス校である。また日本に神超学園は8つあり、大まかな地域区分に則った区分けで設置されている。
北海道からの生徒が行く札幌校
東北地方からの生徒が行く仙台校
関東地方からの生徒が行く東京校、横浜校
中部地方からの生徒が行く名古屋校
近畿地方からの生徒が行く大阪校
中国・四国地方からの生徒が行く岡山校
九州地方からの生徒が行く福岡校
神超学園は戦い方などを教える戦闘科と、後方支援のやり方を学ぶ支援科の
大きく二つの学科に分かれており、そこから支援科は調査課、工学課、
治癒課の3つに分類される。中でも最も人気であり倍率もけた違いに高いのが
治癒課....ではなくやはり戦闘科である。
よって、戦闘科に入っている生徒はエリート中のエリートでありどの生徒も非常にやる気に満ち溢れており、1人につき一つ持つ神器もそれ相応のポテンシャルを秘めている。
1人を除いて....。
戦闘科では手続きをすれば生徒同士で模擬戦をすることもできる。
そして、様々なイベントも開催されありふれた体育祭や文化祭のほかに学園最強決定戦、交流戦などがある。
自治会と呼ばれるいわゆる生徒会のような組織があり、この自治会が実質的にこの学園の運営を行っている。
自治会は校内序列の上位に位置する者で構成されており、自治会に入るためには強さが必要になる。
この神超学園では強さ、実力が1番の決め手であり弱い者に力はない。
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今日は神超学園の始業式、入学式多くの人から注目を集めていた男、大鳥蓮人は
今日も今日とてだらけていた。
「このような素晴らしい天気の日に皆さんの顔をみることができうれしく思います。さて、..........」
「早く終わんねぇかなぁぁ。」
彼がそうしている間もどんどんと始業式は進んでいく。
「では、最後に決意式を行います。1年生代表緋高 朱莉、自治会会長 2年 東 桜花、壇上に上がってください。」
「「はいっ」」
やっと最後かと思い前を見るとちょうど2人の少女が、壇上に登っているところであった
1年生の席から出た少女は少し赤みがかった髪をしていて、釣り目で気の強さが現れているがとても整った顔をしている。2年生の席からの少女は、とてもきれいな髪で腰まで伸びる黒髪をポニーテールにしており、まさに容姿端麗という言葉が似合う人だ。
「これで神器超能力者養成学校大阪校の始業式を終わります。礼っ。」
その2人のやり取りが終わり、司会の人が始業式の終了を告げる。
俺は、さっさと自分のクラスまぁ、 SS~EまであるクラスのEクラスへ行こうとしたとき、背後から視線を感じ振り返るとそこには活発な印象を受けるイケメン男子がこちらに向かってくるところだった。
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