神器が世界を支配する

皇 桔梗

第1話 プロローグ


 空は雲一つない快晴であり、入学する生徒を祝福しているかのようであった。


大都市大阪のど真ん中にそびえたつ山には一つの大きな学園があった。


学園の名は神器超能力者養成学園、今回の舞台である。


今から高校生活が始まると思うと楽しみでしょうがないのか校門をくぐる生徒は皆、この始まりを感じさせる空気感に浮き足立っている。周りを見ると、どの生徒も希望に満ち溢れた目で門を通り過ぎていく。

そんな中、男はめんどくさそうに校門をくぐっていく。


そんな彼の姿はこの様な雰囲気の中では異様に目立つ。彼のことをたくさんの人が奇異の目で見ているが、彼は気にした様子もなくスタスタ歩いて中に入っていく。

そんな様子を興味深げな様子で見る人影がいくつかあった。


(なかなか興味深い人材、これからが楽しみ)


(せっかくの入学式であの態度 やる気あるのかしら、あの腐った根性をたたきのめしてあげるわ)


(うわ、目が死んでる人がいる!あそこまで負のオーラを発している人は初めて見たよ。あはは面白そう、ちょっと話してみよーっと)


(ははっ、やはり来たかこれで暇せずに済みそうだ)






これは、怠惰な男とその周りの人間が日本全国を巻き込み活躍?する物語である

男の名前は大鳥蓮人この物語の主人公になるはずの男である。







https://kakuyomu.jp/works/16817139555231099477


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