主人公の私は、両親が下駄箱に入っていたラブレターを切っ掛けに付き合いだしたと聞いていた。 そして主人公の下駄箱にも、ラブレター……と、思いきや、意味不明な怪文章が入っていた。主人公はその怪文章の意味を探るべく、先生に助言を得ながら、謎解きにかかる。「希ガスは貴ガスな気がする」という、たった一文。 助言とある方法で、やっとその意味を解明することに成功する主人公。 果たして、そこに書いてあった本当の意味とは? そして主人公が次にとった行動とは? 是非、御一読下さい。
隙間時間に読める長さでありながら満足感があります。希ガスを使った謎解きは『新しく覚えた知識を使ってみたい』『真っ直ぐに伝えるのは少し恥ずかしい』という青春の味わいがあります。謎解きとしても難解すぎず雑過ぎず、丁度良い塩梅だと思いました。素敵な作品をありがとうございました。