お風呂屋
バブみ道日丿宮組
お題:殺された男の子 制限時間:15分
お風呂屋というのは、お風呂に人を入れるのがお仕事。
今日やってきたのは血まみれの服を着た男の子だった。
年配の人がよろしくお願いしますと、置いていった。
お金は大分多くもらったので、いくらかサービスしなくてはいけないかもしれない。
少年はとても小さい。小学生ぐらいだろうか。死んだ子には見えなかった。
「お風呂入ろっか」
手を引いて、洗面所に。
脱がないので脱がした。
血にまみれた服はもう着ることもないだろうし、後で捨てよう。
「ちょっとまっててね?」
部屋に戻り、服を選ぶ。
Tシャツとショートパンツでいいか。
手に取り、戻る。
少年はお風呂場に入ることなく、洗面所で立ってた。
「さぁ入ろう」
私も服を脱ぐ。
それをじっと見つめてくる少年の顔には、羞恥心の色はなかった。
見慣れないものを見るようなそんな視線。
「これ? 目立つよね」
胸元にある大きな手術後。
「君のほうが大きいよ」
向こう側が見えるほどに少年の胸には穴が空いてた。おそらく即死であったろう傷。
少年の手を引き、お風呂場へ。
さっさと少年の身体を洗い、湯船へ。
私も身体を洗って、突入。
お湯が溢れた。
別に私が重いわけじゃないよ?
「……」
「気持ちいいかな?」
お風呂はいつだって気持ちいいもの。
男の子にそれは理解できるのかわからない。
「じゃぁ、出そうか」
死んだ少年の体液を外に放出しなければいけない。
それが死んでしまったものへ最初にすること。それも定期的に出さなければ、いけない。体液がいつまでも体に凝ってると、腐らせてしまう。
少年が死んだ理由は知らないし、生き続けることも聞かない。
ただ体液を放出させる。
それもまたお風呂屋の仕事のうち。
陰茎を触ると、少年の顔つきが変わった。
感情が希薄になってるとはいえ、ここは別らしい
大きくさせ、限界を迎えさせる。
それを何度か繰り返して、出なくする。
少年はのぼせたかのように背を湯船につける。
「これで平気だね」
香ばしい味だった。
これでお金がもらえるんだから、世の中は甘いきがする。
洗面所に戻ると、少年に服を着せた。
ちっちゃいかなと思ってたが、少年にはかなりの大きさだった。
ご飯を食べさせてまったりしてると、チャイムがなる。
先程の年配の人だった。
ありがとうございましたといって、少年を引き取ってった。
残ったのは、血まみれの服。
「捨てると事件になるだろうし」
とつぶやき、洗面所で軽く洗った。
お風呂屋 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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