第41話 ゴオニンジャー VS ハカイスルンダー ①
【アカインジャーside 】
大魔王・恭華さま からパワーアップアイテムを頂いた。
流石、大魔王さまだ ! 行動力が凄いなぁ~
この小型の機械に『コマンド』を入力してから『変身ベルト』に装着させるのか !
《 上 、上、下、下、左、右、左、右、B 、A》
………ハカイスルンダー対策として複雑にしているんだな !
流石、ヘパイストス様だな !
さっきから皆でコマンドの練習をしているんだが、なかなか上手く入力出来ないなぁ~
簡単そうに見えて、なかなか難しいぞ !
ビィー ビィー ビィー ビィー ビィー ビィー ビィー
《
ゴオニンジャーは、直ぐに出動準備をして格納庫に集合してください ! 他の職員は、第一種戦闘配置に就いてください !
繰り返します。緊急事態発生 ! ゴオニンジャーは、直ぐに出動準備をして格納庫に集合してください ! 他の職員は、第一種戦闘配置に就いてください !》
アオインジャー
「 なんだ、なんだ ? また、ヒト族国家が懲りもせずに攻めて来たのか ?」
クロインジャー
「
アカインジャー
「 とっ とにかく格納庫に集合だ ! 緊急事態が何なのかは集合したら解るだろう ! 」
俺達は『特訓』を中止して格納庫に向かった。
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
格納庫に集合したら何故か、大魔王様と魔王様がいた。
何だ、二人共 真剣な顔をしているけど………
「まっ まさかヒト族が連合軍を組織して攻め込んで来たのですか ?」
俺の質問に、ゴオニンジャーの皆の顔色が変わった。
「 当たらずとも遠からずね ! 流石、リーダーを任せただけ有って良い勘をしているわ 」
アノ大魔王様が
「 皆、集まったわね。
今から説明するけど、心して聞いて欲しい !
私達の世界は、大きく四つの大陸から成り立っているの。
ちょうど、四つ葉🍀のクローバーをそれぞれちぎった感じね。
大陸間の移動は、海のモンスター達が強力な為に不可能だったんだけど、最近 そのモンスター達が何故か沈静化してしまったのよ。
そして、ここからが本題なんだけど………北大陸の『 オマエノモノハオレノモノオレノモノハオレノモノ大帝国』が私達の東大陸に攻め込んで来ているのよ ! 」
え~と、ずいぶん長い名前の国家だな ! 直ぐには名前を覚えられないぞ。
魔王 光介
「 まあ、長いから『オレオレ大帝国』とでも呼ぶことにしようか。
その大帝国が大船団を組んで僕達の東大陸に奇襲を駆けようとしているんだ。 念の為にヘパイストス様から偵察衛星を造って貰っていて良かったよ。 情報は大事だからね 」
ギンナンジャー
「 あのぅ~、私達 魔王軍だけで対応するのですか ? 」
大魔王 恭華
「 一応、秘密裏に『王国』『帝国』『聖国』に知らせたのだけど………
『王国』は王族や上級貴族だけで、南大陸に亡命しようとするし
『帝国』は、そうそうに国境を閉めて
『聖国』は………裏切り者が居るらしくて、犯人捜しで防衛戦どころでは無いそうよ 」
「「「「「 裏切り者 !? 」」」」」
恭華
「 マタイ=エッサッサとルカ=エッサッサ の二人の司教が怪しいらしいけど証拠が無いのよ ! だから、ヒト族国家は
「 おい おい 俺の存在を忘れて貰っては困るな ! 」
なんと、ハカイスルンダーが現れた !
「 ああ、ゴメン ゴメン、忘れていたわ !
今回限りだけど、ハカイスルンダーが個人的に協力してくれるそうよ」
「 『昨日の敵は今日の友』とまでは言わないが、北大陸の脅威から東大陸を守る為に協力する事にした !
教会の政争より民を守るのが、インペリアル・ナイト シャッキーン=フミターオースの役目だからな ! 」
── 思ってもいなかった助っ人に喜ぶべきか、複雑なゴオニンジャーだった──
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