第40話 舞台裏 ⑦
【 大魔王 恭華 side 】
グレート・イバラキからの映像を見て、直ぐに気がついたわ !
ああいう天才肌の職人は品物を完成させるけど管理はずさんだから困るのよね。
アフロディーテ教の騎士が所持していたとなると、おそらくは
過ぎた事を怒っていても何も解決しないわ。
ヘパイストスを捕まえて、対策案を考えないといけない
!
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♔♕
さっそく天界に来たんだけど、天使や堕天使達が慌ただしく働いているだけで、駄女神たちの姿が見えない………まさか !
堕天使長のミハエルと天使長のルーファスが申し訳なさそうに頭を下げていた。
脇には縛り上げられた
アフロディーテには札が下げられていて、
──────────────────────────
アフロディーテは、煮るなり焼くなり好きにしてください。
神様一同
───────────────────────────
やっぱりアイツら逃げやがったなぁー !
神様としてのプライドは無いのか !
私が
「 ヘパイストス様から、コレを預かっています 」
ミハエルが昔のゲーム機のコントローラー みたいなモノを差し出した。
「 なによ、コレ ! どうせなら最新式のゲーム機を渡しなさいよ ! 」
私が文句を言うと、
「
ヘパイストスのセンスが時代遅れなのはともかく、良いタイミングだったわね。
説明書を読むと、時間制限アリのパワーアップアイテムみたいね。
なになに、三分間だけパワーがプロトタイプベルトを
…………成る程、コマンド入力タイプみたいね。
ハカイスルンダーに
十字キー とAボタン と Bボタン
コレをコマンド入力するのか、なになに………
《 上 、上、下、下、左、右、左、右、B 、A》
…………細かいことは良い、とにかく対抗作 は出来たわね !
さっそく帰るなり『パワーアップアイテム』をゴオニンジャーのアカインジャーにまとめて渡した。
これだけだと、不安だから 特訓 もやらせましょうかね !
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます