第30話可憐なヒロイン ? その名は シルバー !
【 ギンナンジャーside】
私の名前は シルバー
ゴオニンジャーの ギンナンジャー を大魔王さま から拝命している
愚弟のゴール こと キンナンジャー の姉でもあるんだけど、最近は皆がジパングのヒーローモノにはまり変な研究をしているわ。
男って本当にバカばっかりで疲れるわ。
今回の私達の任務は帝国に先入しての情報集めを、魔王 光介さま から依頼されている。
もちろん、私達
私達は二手に別れて男達は『冒険者協会』に行き、私は『友愛教』の孤児院にシスターに扮して子供達から町の噂話や物価の上げ下げ、何か不足しているモノは無いか 等を聞いた上に子供達の絵日記を回収している。
代わりに私は魔王さまから預かった寄付金を協会に渡していた。
魔王さまの話だと、普通の生活の中に沢山の情報が眠っているらしく
子供達の目からの情報は帝国が何を企んでいるかが解るらしい。
例えば、食料などが不足して物価が上がっていると帝国が戦争の準備をしている可能性などが解るらしいけど、私には難しすぎて魔王さまの考えを理解出来ないでいるが、お優しい魔王さまの事だから私は信じて任務を遂行するだけで良いハズだわ。
男でも子供のウチは素直で可愛らしから、ついつい一緒に遊んでしまうわ。
私が子供達と遊んでいると外が騒がしく成って来て突然、孤児院の入り口のドアが開き チンピラと『愛と美の女神教』の神官が入って来た。
チンピラ A
「 友愛教のガキども 、 今から女神 アフロディーテ様の『愛と美の女神教』に入信しやがれ !
殴られたくなければ、大人しく追いてくるんだぞ ! 」
チンピラ B
「 大人しく追いてきたら女神教のロリコン神官に 可愛がって貰えるぞ !
ケッケッケッケッケッ 、男女 見境が無い変態神官に目を付けられたのも孤児の癖に小綺麗な格好をしていたからだぜ !
孤児らしく小汚なくしていれば良いモノを 生意気なんだよ ! 」
神官 C
「 まあ まあ、 何の役にも立たない孤児でも選ばれた我ら
後で 要らない孤児は奴隷商人に売るのですからね………」
まったく本当に
私は子供達の前に立ち、奴らから子供達を
チンピラ A
「 なんだよ、シスターが俺達の遊び相手に成ってくれるのかい (ニタァ)」
チンピラ B
「 気の強そうな美人だぜ、相棒 ! この美人が泣きじゃくる姿が楽しみだぜ(ニタァ)」
神官 C
「 美人でも オバサンは我らの好みでは ありません !
このオバサンは貴方達に 差し上げますから 子供達は傷を付けないでくださいね 」
オッ オバサン…………殺す ! このロリコン神官だけは許さん !
「「「「
シルバーの怒りの炎に ゴオニンジャーの 4人は黙りこんでしまった。
神官 C
「 お前達は、何者です ? 私は
シルバー
「 ある時は『美人冒険者』、ある時は『美人シスター』
その実体は、 ハニー フラッ…………じゃ無くて『 変身 ! 』 」
シルバー の変身ベルトの三つの風車が回り光輝き姿が見えなくなった。
「「「 まっ まぶしい ! 」」」
「
大魔王さまに代わって お仕置きよ ! 」
神官 C
「 誰だ ? お前らは
???
「闇ある所、光あり………悪ある所、正義あり」
???
「偉大なる魔王国からの使者……」
「アカインジャー」🎆
「アオインジャー」 🎆
「クロインジャー」 🎆
「キンナンジャー」 🎆
「ギンナンジャー」 🎆
「「「「「 五人
いつの間にか、変身していた 4人のゴオニンジャーは ギンナンジャーの怒りに触れないように 静かに子供達の保護に廻り………
チンピラ A B と 神官 C は ギンナンジャーに フルボッコにされていたのだった。
頑張れ ゴオニンジャー !
ギンナンジャーを怒らせないように………
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