第20話 女神 アフロディーテの逆襲 ①

【 アフロディーテside】


ウフフフフ 北欧神話の邪神 ロキ からフェンリルは 借りれなかったけど、その娘達であるスコルとハティを借りる事ができたわ。

神さえも食い殺すと言う『神喰狼 』なら、大魔王は無論、アテナやエリスが相手でも恐くないわ。


見てなさい !

愛と美の女神 アフロディーテを馬鹿にすると、どんな目に会うか !



スコル、ハティ

「「 ………………………………………………

( 阿保だな、コイツ )」」






♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟




───聖国 大聖堂 教皇の間──────


女神 メッサリーナが去り新たに現れた『 愛と美の女神 アフロディーテ 』を、信仰する事にした 教皇 ユダは、正義教の信徒と資産を獲得するために商業国 ドートンボーリに、✕字軍を派遣することにしました。



ユダ

「 ✕字軍司令 タコカイナよ !

商業国 ドートンボーリを侵略して我ら聖国の属国にするのです !

愛と美と正義の名の元に失敗は、許されませんよ ! 」



タコカイナ

「 はっ、 女神 アフロディーテ様に捧げる為、タコカイナは 必ずや 勝利を土産に帰って参ります」








────それから、数日後 ドートンボーリ国 ──────



突如、侵略してきた聖個の ✕字軍に対して、ドートンボーリ国の国王 モトールは、直ぐに魔王国に救援依頼を出していた。



モトール

「 騎士団長 バースよ !

直ちに、国民を避難させてください。 まもなく魔王軍が、救援に来てくれるはずだから 私は、軍を率いて 時間稼ぎをします。」



バース

「 時間稼ぎなら私達がします。

王みずから前線に出ては、危険すぎます。」



モトール

エサは美味しそうな者の方が、奴らを惹き付けるには良いでしょうから役目は、変えませんよ 」


バース

「 分かりました。

この バース 命に代えても国民を避難させましょう 」





迅速な避難誘導により無事に国民は、避難できました。

そして、国境近くにドートンボーリ軍を配置して ✕字軍を向かえる準備が、整いました。



モトール

「 正直、準備万端で敵を向かえる事が出来るとは、思っていなかったけど

✕字軍は、何を考えているのかな ?

普通、軍は 拙速せっそくに動くと思っていたんだけど ? 」



騎士団副団長 ランディ

「 愛と美と正義の✕字軍様は、自分達の勝利を信じて疑わないんだと思われます。 一応、✕字軍の通り道になると思われる街道筋には、逃げ遅れた国民がいないか 現在調査中です 」



モトール

「 ありがとう 。 出来るだけ時間稼ぎをして魔王軍の救援を待ちましょう」


ランディ

「 はっ …………しかし、皮肉なモノですね。

ヒト族が、邪悪で侵略、略奪をするのに 魔王軍の亜人達が 秩序を守って弱者を救うなんて、まるで逆では無いですか 」


モトール

「 『 真実は、物語より奇なり 』と言うコトワザがあるそうですが、いいえて妙ですね 」


ランディ

「 …………どうやら✕字軍が、来たようです 」


モトール

「 せいぜい、足搔あがきましょう ! 」




【 タコカイナside】


我ら ✕字軍が到着したら、直ぐに降伏すると思っていたのに抵抗するなんて許しません !



タコカイナ

「 我らに逆らう 異教徒達を 、倒すのです !

我らが、正義であり 愛と美の女神 アフロディーテ様がついてます

勝利は、約束されています。 さあ、 戦うのです ! 」


今、まさに✕字軍が 動き出した時、


???

「待ていっ ! 」




その時、何処からか 音楽が流れてきました。


♬♩♫♪♬♫♩♪♬♬♫♪♩♬♫♩♪♬♬♩♪♬♫♩♬♫♪♩♫♬♪♩♬♩



タコカイナ

「 これが、噂に聞く曲ですね ! 非情に耳障りな曲ですね 」



???

「 愚かな者たちよ、貴様らに決して勝利は来ない。

たとえ殺されようとも、悪に屈しない心。

それがやがては勝利の風を呼ぶ……人、それを『凱風がいふう』という !



タコカイナ

「 誰なのですか、失礼ですよ ! 名を名乗りなさい ! 」



???

「 おまえたちに名乗る名前はない !…………………と言ったけど怒られるから名乗りをしよう 」



???

「闇ある所、光あり………悪ある所、正義あり」


???

「偉大なる魔王国からの使者……」



「アカインジャー」🎆


「アオインジャー」 🎆


「クロインジャー」 🎆


「キンナンジャー」 🎆


「ギンナンジャー」 🎆



「「「「「 五人 #揃__そろ__#って『 #ゴオニンジャー__五鬼んじゃー__#』」」」」」🎆🎆🎆🎆🎆




??????

「アッハハハハ 罠にかかりましたね ! ゴオニンジャーよ

私、みずから お前達を殺して 大魔王 恭華にプレゼントしてやりましょう ! 」



アカインジャー

「 むっ、 お前は、淫乱女神 アフロディーテだな ! 」



アフロディーテ

「 女神に対してその態度たいどは、許しません ! 」


何処からか、巨大な狼が現れたのです。


アフロディーテ

「 ハティ と スコルよ ! 見せしめに、ゴオニンジャーを皆殺しにした後、

私の信徒に逆らうヒト族達も殺してしまいなさい ! 」



ハティ、スコル

「「 グルルルルルゥ ! 」」



クロインジャー

「 何か、ヤバそうなモンスターが 出たぞ ! 」


アオインジャー

「 俺達では、無理そうだから大魔王様を呼んで助けてもらうしかないな 」


ゴオニンジャーは、何処からか 大きな錠前と鍵🔐を取り出しました。


アカインジャー

「 オドロキ モモノキ 」


アオインジャー

「 サンショノキ 」


クロインジャー

「 ブリキに 」


キンナンジャー

「 タヌキに 」


ギンナンジャー

「 センタクキ 」



ゴオニンジャー

「「「「「 やって来い 来い『 大魔王 』 ‼️ 」」」」」


🔐→→→→→🔓️


鍵を錠前に差し込んで開けると巨大な扉🚪が現れた !



扉が開き中から現れたのは、優しそうな少年でした。


ゴオニンジャー

「「「「「 …………………………」」」」」



アカインジャー

「 あの~う 魔王様、大魔王様は来ないのでしょうか ? 」


魔王 光介

「 アハハハ、ごめんね。 恭華は、ちょっと出掛けているから僕が 何とかするね 」



ギンナンジャー

( おい ! 魔王様は、内政担当だから戦闘できるのか ? )


クロインジャー

( アホか お前は ! あの優しい魔王様に戦闘なんてさせたら、俺たちが 大魔王様にお仕置きされるぞ ! )





どうなる ゴオニンジャー


どうする ゴオニンジャー


果たして、魔王 光介に戦闘は、出来るのか ?





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る