第12話学園生活 ②

【 銀河side 】


ようやく教室に入り自分の席につくことが出来た。

そして俺の周りは、幼馴染み達や王子達が囲むように座った。

少子化、男子の出生率の低下で一学年に一クラスしかない上に男子生徒は、俺と王子を含めて 5人しか居ない。

女子生徒は 35人も居るんだから、クラスを二つに分ければ良いのにと思って百恵先生に聞いたけど、教師も先生の成り手がいなくて不足しているらしい。

世の中、世知辛いなぁ~。


他の男子生徒 2人は、別の女子生徒に囲まれていて男同士で話した事があまり無いんだよな。

だから俺の男友達は、王子とシンサンしか居ないんだ。


女子生徒も乙女や檸檬れもんに遠慮しているというより、俺の姉さん達を恐れているから近づいてこないんだろうなぁ。


そもそも、入学式の時に………[ 回想中 ]




─────銀河 入学式の回想中 ─────


俺が中等部の入学式に参加する時に、この学園中等部の番長(女)が襲ってきたのが始まりなんだよな。



番長の取り巻き連中を恋姉達が


??

「 私達、三獣士にかかれば 男の子の一人や二人すぐに捕獲出来るわ !

椪子ぽんこ丹子たんこ、準備は良いわね 」


椪子

「 準備 OKよ、安子あんこ ! 」


丹子

「 こっちもOKッス ! 」


俺が三獣士に囲まれてしまい乙女や檸檬が守ろうとしてくれたけど、戦力では 向こうが上なのは、俺にもわかった。



安子

「 オールレンジ攻撃よ、 頼んだわよ 『 ポン 』『タン 』 !

『 アン 』『 ポン 』『 タン 』のオールレンジ攻撃は無敵よ ! 」


椪子、丹子

「「 了解 ! 」」



三獣士の攻撃が始まろうとした時、



??

「 待て~い !」



三人の人影が現れ


「ひと~つ、人に迷惑をかけて」


「ふた~つ、不埒ふらち悪行三昧あくぎょうざんまい


「 みっつ、みにくいこの学園の不良品を、掃除してくれよう。埼玉三姉妹」



姉さん達 恋、優羽、優亜が、現れた。

姉さん達、最近はジパングの昔の時代劇にハマっていたけど…………


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る