第37話

おじさん。

 おじさん。

 あたしのせいでおじさんが石になってしまった。

 萌は一人心細くなり、泣きながら走っている。

 とにかく早くここからでて、舞ちゃんと熊谷に知らせなくちゃ。

 あ、

 萌は何かにつまずいて、盛大にこけた。

膝を打ち、鼻を強打する。

「う、うう、うーー」

 膝を抱えて丸くなった。

 なにか巨大な生物の足音が聞こえてくる。

 まずい。

 早く動かなくちゃ。けど、痛くて動けない。

 助けて、誰か。

「虫さんたち……」

萌は虫を呼んでみたが、この森には虫は全くいなかった。

頼れる者は誰もいなかった。

 怖い。

「ぐるるるるるう」

 魔力喰いがそこにいた。

 その姿を見た萌の顔は恐怖に引きつった。

怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。怖い。 怖い。怖い。

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