第8話 伝説の生物が東京に現れる!

 目の前の道路には道を塞ぐかの様に先程以上に人が溢れ同じ様に空に向けて携帯で撮影して騒いでいる。

車を降りて近くにいる人に尋ねてみた!すると「あそこにドラゴンが!体から火を吹いて飛んでるんだよ!」

よく見るとオレンジ色に燃えたがる鳥の様な物が羽を羽ばたかせて居るのがかなり遠くて、小さくて完全には確認出来ないが、わずかに見えた。

なんだあれは?本当にドラゴンなのか!その時、後方から「ガシャン!」と衝突音が聞こえた。

振り返ると3台のクルマが玉突き事故を起こしていた。

この音によってその物体が危険を察知したのか勢いよく襲い掛かって来た。

追突した車の真ん中に降り立った重さで車体は潰されて、間近で見ると動物園の麒麟より遥かに大きく、その広げた翼は車2台分はある様に感じた。

足にも手にも鋭く巨大な鉤爪が伸びていた。その顔は正しく神話に登場するギザギザな皮膚に覆われた龍そのものでした。真っ赤に血走った目で周囲を見回し警戒して何が起こるのかこのドラゴンの感情は読み取れなかった。

大きな口から火花が煌めき出し、下顎から喉にかけて大きく膨らみ出して来た。

突然、真っ赤な目を閉じて動きを止めた。『ヤバイ!逃げろ!』と運転席の部下のハンドルを押さえて『早く!早く逃げろ!』

ハッと言う顔でこちらを見ていたので、『いいから車を出せ!早く!急げ!』とアクセルを踏み込むと同時ぐらいで後方で火花が噴き出した。

ドラゴンの大きく開いた口から勢いよく火炎噴射が周りの車や建物を全て粉々に焼き尽くして行った。

この状態で周辺の被害拡大を抑える為に警察官と機動隊と消防隊がドラゴンの動きを抑える計画が進められた。

始めは大型の動物を眠らせる為の麻酔銃での体動停止に掛かった。

防炎ネットを上空よりドローンを操作し落下させて動きを抑える作戦は1分も持たずに体から放たれる熱射炎で破られた。

その後は銃撃戦が続いたが皮膚にあたる鱗の様な物が全ての弾丸を弾き飛ばしてドラゴンへの致命的な攻撃は効果が見られなかった。時間稼ぎにもならない攻撃が進む間に陸上自衛隊による攻撃の準備が進められていた。

 陸上自衛隊の戦闘車両は、10式戦車や16式機動戦闘車、96式装輪装甲車や99式自走155mmりゅう弾砲など各種ある。

陸上自衛隊が保有して運用されている「戦車」「装甲車」「火砲」「航空機」などの装備品を種別ごとに掲載していてます。

自衛隊では海外の軍隊でいうところの兵器を装備品と呼称して有事の際に、自衛隊は防衛出動により敵部隊の侵攻へ対処する。

国土防衛の為、戦車や榴弾砲、誘導弾(ミサイルなど)、航空機など、さまざまな状況や事態にあわせた多種多様な装備品を持っていて、自衛隊の任務には武器による戦闘だけではなく、自然災害への派遣任務で活躍する救助機材や給水、炊き出し、入浴支援など、その任務の幅は広がりを見せている。    

10式戦車や16式機動戦闘車は日本の山岳地帯に対応させて作られました。

左右の傾斜調整機能や姿勢制御にも優れており、日本の凸凹した地形に適した逞しい性能です。

更に赤外線投光器も備えており、夜戦でも活躍します。

赤外線フィルターを外すと1500メートル先でも本が読める光量だとか。

すさまじいですね!雲仙普賢岳が噴火した時、火砕流の監視のために使われたりもしました。

勿論、潜水も可能な74式、105ミリの戦車砲も備えております。

流石の性能です。

クルマの頼もしさを教えてくれる一台でもあります。

現在使われている戦車の中で、1番古く歴史があるのがこの74式戦車なのです。     

その中でも16式機動戦闘車は2016年に制式採用された陸上自衛隊の国産戦闘車両。

装備した105mm砲で火力支援や対戦車戦を行う。

路上での機動性に優れるほか、輸送機によって空輸することができるため、遠隔地にも迅速に展開できるこの戦車が第一作戦の先頭となりその場所に出動司令が発せられた。

砂煙と噴煙に阻まれ、瓦礫に囲まれた攻撃の的の中心に向けて5台の16式機動戦闘車 から105mm砲を一斉に発射した。

すざましい爆音と爆風が攻撃対象への到達状況をレーダー感知と同様に、着弾衝撃を感じる事が出来た。

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