第16話

香絵ちゃんは、フランス文学専攻でのフランス語を活かして、出版社の編集部に就職が決まった。

うちは、関西の鉄道会社系列の広告部に就職出来た。面接では、会社の方に、

「うちでは、女性誌も出しているから、女性らしいのも、良いことなんですよ!必ず活かせられるはずです!ぜひ、うちで、あなたの特性を活かしてくださいね!」

って言ってもらえて、うちの女の子みたいな性質も認めてもらえること出来て、めっちゃ嬉しく思えた。


卒業旅行として、香絵ちゃんといっしょに、今度はアメリカ旅行に行ってみることにした。

サンフランシスコに到着して、ゴールデンゲートブリッジに行って、ケーブルカーに乗って、きれいな街並を散策して、シーフードも食べて、夜は、やっぱり女の子どうしのえっちをして過ごした。


それから、ニューヨークに行って、洋服屋さんに入って、新しい洋服を買って、セントラル・パークを散歩して、自由の女神を観て、夜は、ミュージカルに行って、そのあと香絵ちゃんと、ちょっとエキサイティングなえっちをしたけど、やっぱり、いつも通り、女の子どうしの可愛いえっちになった。

ナイアガラの滝に行って、滝の裏側にまわって香絵ちゃんとキスした。


グランドキャニオン国立公園に行って、小さな飛行機に乗って、上からの景色を眺めたりしながら、香絵ちゃんとキスした。


そして、ラスベガスに行って、街を歩いて、ちょっとだけカジノにも行ってみた。

夜には、香絵ちゃんとえっちしたけど、やっぱり女の子どうしの可愛いえっちだ。


それから、ロサンゼルスに行き、ユニバーサルスタジオに行った。スヌーピーのナッツベリーファームに行った。ロサンゼルスの街を散策して、ディズニーランドに行った。

夜、ディズニーランドのホテルで香絵ちゃんとえっちした。

アメリカ旅行最後の夜だった。

ディズニーランドのホテルで、香絵ちゃんと、初めての、本当のえっちに挑戦してみようと2人で同じように思った。

今まで、女の子どうしのえっちだったけど、香絵ちゃんに、

「本当のえっち、してみようか!」

って言ってみたら、香絵ちゃんも

「いいわよ!ディズニーで、2人にとって初めての良き体験をしてみましょう!」

って答えてくれた。

香絵ちゃんに優しくリードしてもらいながら、初めて香絵ちゃんと、ひとつになれた。初めて香絵ちゃんと一体になれた。

うちの分身が、香絵ちゃんの中に入って、香絵ちゃんの分身に到達できたのでは!って思えた。


そうして、翌日、また日本に戻ってきた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る