第11話

夏休みに、美術サークルの合宿に参加した。

琵琶湖の近くの宿泊所に泊まって、みんなで、絵を描くことに集中した。

夜の入浴は、香絵ちゃんといっしょに女子のほうに行かせてもらった。美術サークルの先輩方もわかってくれて、そういうことで認めてくれた。女子の先輩も、うちのことを女子みたいだからって言ってくれて、何も気にしていないようで良かった。

寝る時も、香絵ちゃんの横で、いっしょに寝た。女子の部屋だけど、まわりのみんなも全然気にしてなくて良かった。

みんな、その人らしくいれば良いっていうように思ってくれている。

しかも、うちの体、女子っぽくて、あそこもめっちゃちっちゃいことも、うち自身は可愛くて気に入ってるんだけど、女子の先輩とかは、

「わたしは、そういうの、よくわかんなくて...」

って言って、気にしていないことをさりげなく、みんなにも伝えてくれていて、優しい先輩だなあ~って思って嬉しかった。


合宿中に、うちは琵琶湖の風景画をいっぱい描いた。実際に琵琶湖を見たからこそ描ける風景画なので、美術サークルの合宿も意味ある貴重なことだったんだなあ~って思えた。


合宿の合間には、琵琶湖のほとりに行って、香絵ちゃんとキスしていた。

香絵ちゃんも琵琶湖の風景画だったり、うちのことを描いてくれた絵だったり、色々描いていた。


合宿も終わるころ、ゆい先輩に「いっしょに琵琶湖見に行こう!」って誘われた。

噴水がめっちゃ気持ち良かった。

「あやめちゃん、女の子みたいで可愛いくて好き」

って言われた。

ゆい先輩とキスした。

それから、宿泊所の誰もいない場所に行って、

「あやめちゃん、裸になってくれる?」

って言われて、絵を描きたいのかなあ~って思って、だけど、ちょっともじもじしていたら、

「じゃあ、わたしも先に脱ぐから」

って言って、ゆい先輩は服を脱いで下着姿になった。

「あやめちゃんも服、脱いで」

って言われて、服を脱いだ。バスガイドさんにプレゼントしてもらった可愛い下着を着ていたから、

「きゃあ。やっぱり可愛いの着てる!」

って言ってくれた。

それから、

「これは描かなきゃっ!」

って言って、絵を描きはじめた。


そのあと、「あやめちゃんも描いて!」

って言われたから、うちも、ゆい先輩の下着姿を絵に描きはじめた。


そのあと、ゆい先輩とえっちしてしまった。と言っても、女の子どうしのえっちだけど。

うちの体は女の子みたいだし、えっちも、どうしても、女の子どうしのえっちになってしまう。

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