第16話

〈東壱寮駐車場〉

作斗「あは、あはははは、あーはっはっはっは、ひひひひ、ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ゲホッ、ゲホッゲホッ、あー、よしよし、うへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、陽キャ何人か始末したったぁ!!シャア!!」

駐車場にて、矢作作斗は、一通り騒いだあと、素になり、「はぁ」とため息をついた。


作斗「お前らが悪いんだよ、お前らが、急に陽キャが来てよォ、映画研究会潰しやがってよぉ、話も聞かねえし乗っ取るし、映画を講義して作成するのが目的なのにただ食っちゃ喋って終わり?そんなん映画、研究してねぇじゃん、全て鱈本とかが悪いんだよ全て全て全て全て全てッ!!」

矢作は、あのスイッチに小細工出来るのは工学科やっていた自分だけだと認識していたので、早々に逃げ出すことを決めていた。初めはサスペンス映画に出てくるビビりを演じてみたが、まあ、そこまでビビりに徹していたかは謎だった。


松田「こんにちは」

作斗「あ?」急に爺さんに話しかけられた。

松田「そのマーダーズピエロ観る前になんか誰かに話しかけられたとかなにか飲んだとか覚えているかい?」

作斗「あ?………そういや、柳澤浩さんから皆、麦茶渡されたよな、普段そんなサービスしないのに」

松田「ありがとう」

作斗「あ、いや、べ」

作斗の思考はそこで終わった。

終わらされたが、正しいだろう、銃口を向け、直ぐに射殺したからだ。


松田「ただの若者がここまで殺害するとは思えんから裏から糸を引いている人物がいるとは思ったが、やはり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る