第17話
〈教室〉
松田「こんにちは」
浩「あ、どうも」
真弥「ど、どーも」
柳澤浩と二ノ宮真弥、二人は浮気していた。
だから、あの南木曽悠馬が死んでも、二ノ宮真弥は、悲しまなかった。
そんな二人が、まさに密会中に、平然と現れた人物、底の知れない爺さんがやってきたのだ。
浩「あ、あの、すいませんが、僕と彼女は、これから、お話があるので、御退席願います」
松田「あぁ、これは大変申し訳ありませんね、では」と、爺さんが後ろを向いた瞬間、一瞬で爺さんから彼女の顔になった。
浩「べ?」
真弥「ひぃ!!?」
浩「…え、どうぢ」
あの人が現れて、そして、柳澤先生が話しかけた、そこまでは分かる、そこまでは分かる。
首が百八十度曲がって先生が、何か言おうとして、血を吐いて倒れた。
真弥「い、いやぁ!!」
松田「わたくし、フェミニストではございませんから」
真弥「え」
松田「二人始末したから、どうにかしておくように、さて、依頼者に報告しにいかないとな」と電話を切った。
〈掃除屋〉
戌亥鉢(いぬいはち)は、惚れ惚れする遺体を観ていた。
申蟹戦(さるかにいくさ)は、呆れた表情で詰めよった
申蟹「おーい、片付けるんやぞ~」
戌亥「えぇー」
申蟹「まあ惚れ惚れするんは分かるよ」
戌亥「写真ダメかな?」
申蟹「まあそれならうちも撮るわ」
ブルーシートに死体をくるみ、そして、言われた場所に死体を放置し、手紙も添えた。
で、事件現場にもどり、多少の証拠も消しておいた。
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