高1の春 season 11

自宅に帰り中に、

母は運転で、わたしはスマホをいじる。


母「坂田、何なの。乗って下さいって、上の人から言い方みたいで、少しイラッとしたわ。」

結乃「そうなの、ごめんね。」

と、適当で言ってこの事は流した。


その後、陸翔からメールが来た。


「今日もお疲れ様。たくさん話してすごく楽しかったね。帰りは気を付けてね。」


と、いう文章だった。


結乃「え、数十分前にバイバイしたのに、もうメール?!早くない?純葉がいるのに…?」

と、思った。


暇だったから、すぐ返事を打った。


「こちらこそお疲れ様でした、楽しかったです。」と、送った。


寄りで、別の話題にトークが止まらなかった。


トークしてるうちに、

朝から寄宿舎で朝起きをして掃除や洗濯干し、

陸上の練習などで疲れが出て、

だんだん眠くなってきた。


そのまま、車の中で眠って寝落ちた。


30分くらい寝て、自然に目が覚めた。


「あ!陸翔とメールの途中だった!」と

思い出して、すぐスマホを触った。


「おーい!急に、返事が来なくなったけど、大丈夫?」と来てた…。


慌てて「ごめんなさい!寝てた…」と送ったら、すぐ返事が来てた。


「なんだ!疲れたんだね。」と。


その返事に、なんて送ったらいいか

返事はしなくていいか、迷って…


メール着信ー。


「誰?」と思ってたら、

陸翔からだった。


今までにないものすごく長い文章だった。


「結乃と話す時間がすごく幸せで、すごく楽しいです。結乃の方が好きです。一緒にいて楽しく過ごしたいです。結乃の事を大事にしたいです。未熟な俺ですが、付き合いたいです。お願いします。返事は待ってます。」


読んだわたしは、すごくビックリした。


「でも…陸翔は純葉やん。なんでわたしに…あ!わたしが帰った後、あとのみんなとは何かのゲーム。したんだろう〜」

と思って、


「罰ゲームで?」と送った。


「違います。(笑) 本当の告白です。」と、

返ってきた。


「は、分かんない…。」と、

頭の中が真っ白になった。


とりあえず、「考えてみます。」と送った。


ずっと考えてて、

その時にひらめついた。


すぐ栞奈にメールを送った。


「お疲れ様です。相談したいことがあって。陸翔から告白?来たんだけど、どうしたらいいか分からなくて…。」


しばらくして、

栞奈からメールが来た。


「告白されたんだ。返事はどうするの。結乃も陸翔のことが気になってるんだよね。」


結乃「うん。そうだけど、1つ納得がいかないの。だって、陸翔は純葉のこと好きなのに、なんでわたしに告白するのか。純葉に振られたから?」


栞奈「あ〜、純葉のことね。もう前のことだよ。(笑) 実はね。陸翔は結乃のことがずっと気になっててよく相談されたの。だから、陸翔はきっと結乃のこと好きだよ。純葉のことは確かに、前には好きだったけど、今は違うの。多分、みんなにバレないように言ったんだと思うよ。」



そんなことは

全く知らなくてすごくビックリした。


わたしも気になってるし、

毎日にメールもして楽しいし、付き合うと

もっと楽しく過ごせそうと思って、

ようやく陸翔へ返事を打った。


「返事が遅くて、ごめんなさい。考えてみました。よろしくお願いします。」と送った。


ずっと待ってたのか、すぐ返事が来た。


「よろしくお願いしますって、何の?付き合ってもいいの?」


結乃「はい。実はわたしも少しずつ気になっていたので…。」


陸翔もビックリして嬉しかったようだ。


4月28日にて、

私たちは付き合うことになった。

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