第105話 レベルアップ
さあ久々のレベルアップだ。
まあ日数的には言うほど久々でもないのだが、気分的にはかなりのご無沙汰感がある。
でも一般の
俺たちだけレベルアップな件、みたいな。
とはいえ、これまでのレベルアップと何かが大きく変わるわけでもないようだ。
全員のステータスをチェックして数値の伸びを見ると、こんな感じだった。
六槍大地
レベル:26(+1)
経験値:81466/91100
HP :168/168(+6)
MP :148/150(+6)
筋力 :24
耐久力:28(+1)
敏捷力:21(+1)
魔力 :25(+1)
●スキル
【アースヒール】
【マッピング】
【HPアップ(耐久力×6)】
【MPアップ(魔力×6)】
【槍攻撃力アップ(+20)】
【ロックバレット】
【プロテクション】
【ガイアヒール】
【宝箱ドロップ率2倍】
【三連衝】
【アイテム修繕】
【命中強化】
【グランドヒール】
残りスキルポイント:1(+1)
小太刀風音
レベル:26(+1)
経験値:81536/91100
HP :126/126(+6)
MP :103/105
筋力 :21(+1)
耐久力:21(+1)
敏捷力:35(+1)
魔力 :21
スキル
【短剣攻撃力アップ(+16)】
【マッピング】
【二刀流】
【気配察知】
【トラップ探知】
【トラップ解除】
【ウィンドスラッシュ】
【アイテムボックス】
【HPアップ(耐久力×6)】
【宝箱ドロップ率2倍】
【クイックネス】
【ウィンドストーム】
【MPアップ(魔力×5)】
【二刀流強化】
【回避強化】
残りスキルポイント:1(+1)
弓月火垂
レベル:26(+1)
経験値:81579/91100
HP :126/126(+6)
MP :269/276(+6)
筋力 :17
耐久力:21(+1)
敏捷力:25(+1)
魔力 :46(+1)
●スキル
【ファイアボルト】
【MPアップ(魔力×6)】
【HPアップ(耐久力×6)】
【魔力アップ(+10)】
【バーンブレイズ】
【モンスター鑑定】
【ファイアウェポン】
【宝箱ドロップ率2倍】
【アイテムボックス】
【フレイムランス】
【アイテム鑑定】
【エクスプロージョン】
残りスキルポイント:1(+1)
俺たち三人は、ベッドに座ったり寝転がったりといった姿勢で、スキル取得を行っていく。
ちなみに、三台並んでいるベッドのうち、俺のベッドはなぜか中央だ。
風音さんと弓月が早々に左右を占拠したので、必然的にそうなってしまった。
そんな状況下で、ステータスを見せ合うために風音さんと弓月は自分のベッドから離れて、俺のベッドに乗り込んできている。
「大地くん、取るスキル決めてある?」
「え、ええ、まあ。新規に【槍攻撃力アップ(+22)】が取れるようになったみたいなので、それにしようかなと思ってますけど」
「うちも【魔力アップ(+11)】が出てきたっすから、それでいいっすよね、先輩?」
「まあ、そうだな。いいと思うけど……」
何だろうな、ベッドの上で女子がすぐ隣にいるというだけで、落ち着かない気持ちになってしまうこの感じ。
隣にいる風音さんや弓月の、首筋や胸元といった女性を感じる部位に、どうしても目が行ってしまう。
ていうか、弓月にすら年頃の女子らしい艶めかしさを感じてしまう俺は、もうダメだと思う。
なんか最近、弓月に女子らしさを感じる機会が、急激に増えた気がするんだよな。
そろそろ弓月もそういう年頃なんだろうか。
いや仮にそうだとしても、風音さんというものがありながら弓月のそんなところに目を向けてしまう俺は、不届き極まりないのだが……。
いかんいかん。
俺は内心の動揺を抑えつつ、スキル取得に集中していく。
といっても、スキル取得はあまり迷わなかった。
風音さんにも伝えたとおり、修得可能スキルリストに【槍攻撃力アップ(+22)】が新たに出現していたので、何はなくともそれを取得したのだ。
三回攻撃スキル【三連衝】を持っている俺にとっては、武器攻撃力を上げるスキルは通常の三倍のレートで効果を発揮する。
それにこの世界に来てから、MP残量の心配をするケースがほとんどない環境になっている。
その点でも【三連衝】重視の強化は有利と言えそうだ。
元の世界のダンジョンと違って、一日に十回以上も戦闘が起こるケースが想定しづらいんだよな。
「うっし、【魔力アップ(+11)】取ったっすよ。風音さんは何取ったっすか?」
「私も【短剣攻撃力アップ(+18)】だね。今すぐ【トラップ探知Ⅱ】とか取っても、あまり役に立ちそうにないし」
「そっすね。てかこの世界でも、モンスター倒したら宝箱とか出るんすかね?」
「あー、どうだろ。今のところ出てないよね。大地くん、どう思う?」
「俺も分からないです。でもモンスターがまったく同じものなんだとしたら、出てきてもおかしくない気はしますけど」
そんな話をしながら、スキル取得終了。
その後俺たちは、ドワーフ集落の観光をしたり、料理店でドワーフ料理に舌鼓を打ったりしながら夜を過ごした。
だが、翌朝──
俺たちは、一つの事件に遭遇する。
それは、夜のうちに集落の宝物庫が破られ、さらに守衛をしていた女ドワーフの戦士が失踪したというものだった。
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