社員 伊藤南
彼女は学校で人気の教師でもあり、ここの会社
『カエリア』の社員でもあった。
基本的に教師という職は副業NGなのだが星晶高校は高校生のバイト許可にちなんで副業も許されているらしい。いろいろと、ゆるい学校である。
「南先生はここで働いているんですか?」
落ち着きを取り戻した春川さんが再度尋ねるが未だに信じられない表情をしている。自分の口から説明してもいいのだがこんな姿は初めて見るので、そのまま見守る。
「驚いたでしょ〜。私、ここで働いているのです!
基本的には、社長が出られないようなことを代わりにする役目かな。」
「そうなんですね。」
「春川さんと社長しかいないから言っちゃうんだけど学校の仕事よりもこっちの仕事のほうが楽しいし給料多いのよね。学校だといつもの量に対して上からの仕事が増えるし!」
「そ、そうなんですね……」
言い切ってから机に倒れる南先生を見て困惑する春川さん。いつもの姿からは見れない仕草にまた困惑しているが………時間が惜しいため、話を変える。
「話を戻すが、ここに来る前に質問してほしい事があったら聞いてくれていいといったが、少しコチラの仕事内容を先に聞いてほしい。」
そうして僕は春川さん達を前に、会社の内容を説明し始めた。
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